ども、ゆうせいです。学生時代はTSUTAYAと映画館でアルバイトをしていたくらい映画が好きな私ですが、今回ご縁をいただきまして、「勝手に選出! 男達のアカデミー賞」という香ばしいイベントに参加して来ました。
正直、出せる話と出せない話、そして出したとしてもマニアにしか通じない話ばかりの最っ高のイベントだったわけですが、雰囲気だけでも伝わるよう、何とかレポートしたいと思います。
コメンテーター紹介
アメキャラ系ライターの肩書きで、アメコミ・ヒーロー映画やSF、モンスター映画についてのコラムを雑誌や劇場パンフレットに執筆。広告会社のシニア・クリエイティブ・ディレクターとして、さまざまなアメコミ映画のキャンペーンも手がける。
ライター、編集、デザイナーなど。映画秘宝、AOLニュースなどで執筆中。男の墓場プロ所属。
ブラック企業などを経て、GMOメディア、ニフティなどで活躍。2013年にAOLオンライン・ジャパンに移籍、4月よりAOLニュース編集長。全日本「ワークライフアンバランス」協会常任理事。
参照:杉山すぴ豊×市川力夫×恩納力「勝手に選出! 男達のアカデミー賞」 | B&B
本家アカデミー賞を完全無視
一応ですね、スライドの1枚目で本家アカデミー賞に触れる場面はありました。が、ほんとに触れるくらいの感じで、あとはもうお三方が各々の映画論さながらに2014年のベストムービーを語る会でした。
どうしても本家アカデミー賞が気になる方は、こちらからとかリンクを貼ろうかとも思ったのですが、やめときます。
まず、恩納さんがスタートから、
とイベントにふさわしいコメントをくれました。
と言いつつも、
とのコメントも。
ま、これには理由がありまして、恩納さん曰く、「ベイマックス」は復讐モノらしいです。
リベンジストーリーであり、ようするに「96時間」とか「パニッシャー」同様の、よくもやってくれたな系ムービーなわけです。
これにはベイマックスを見た私もおどろきながら納得。
確かに考えてみれば完全なる復讐であって、復讐に巻き込まれた主人公が復讐するって流れは大人も引き込まれて当然ですね。
そして「ベイマックス」の話が出たところで、同じピクサー制作である「アナと雪の女王」の話にズレました。
(※アナ雪って、日本では2014年公開作品ですけど、本国アメリカでは2013年公開なので、前回のアカデミー賞なんです。)
解説します。
すぴ豊さんの言う、アナ雪はX-MENってのは、
X-MENに登場するアイスマンと同様の能力を持つエルサって、いわゆるミュータントであり、アナ雪はミュータントが人間に迫害される話だと。
で、X-MENならプロフェッサーことチャールズ・エグゼビアが居るので駆け込めばいいんだけど、アナ雪の世界には居ない。だから山にこもるしかなかったんだと。マグニートー思想ですよ。
これ、わかります?
もうね、X-MENファンからしたら完全に納得かつ爆笑の話なんですけど、伝わる人には伝わってるはずなので、モニターの向こうで手を叩いて納得しているあなたのために続けますね。
市川さんも恩納さんも、帰ってアナ雪見るって言ってました。俺も見ます。
市川さんおすすめの「収容病棟」と「血の抗争」
アカデミー賞の話はどこへ消えた?って誰もが思いつつも、話が面白いから誰も突っ込まない状況のまま、次はおすすめ映画の話に移ります。
そして市川さんがおすすめしてくれた映画は、このイベントに参加しなかったら絶対知ることができなかった2本でした。
もしかして無断撮影?「収容病棟」
まず1本目が「収容病棟」。名前からしてもうヤバイ香りがぷんぷんするわけですが、内容を聞いたらヤバイとかそんなレベルじゃねぇぞってものでした。
「収容病棟」の内容は、
- 前編後編で4時間
- 説明無し
- 音楽無し
- 中国の山奥にある強制収容所を追いかけただけ
というもの。
なんだよこれ。
ひたすら収容されている人たちのリアルを見ているだけの映画。ま、言い方を変えれば中国版テラスハウスとか無理矢理言えるのかもしれないこの作品、あの江頭さんが負けた発言をするほど。
一応ですが、予告編を貼っておきます。
インド版仁義なき戦い?「血の抗争」
で、2本目が「血の抗争」。これも名前からして香り強め。
内容はと言うと、
です。
市川さん曰く、とりあえずインド人がこんなに怒っているのを見たこと無いらしいです。そして、インド映画にはめずらしくお色気シーンもあるみたいです。
インド映画と言えば、歌って踊ってハッピーって印象しかありませんが、これに関してはタランティーノもびっくりの暴力描写が多い。
一応予告編を貼っておきますが、ヒンディー語なので、誰が正義で、何が悪なのかも全くわかりません。
最後くらいは分かる話で終わります
2時間のトークイベントながら一切の休憩を挟まず話し続ける3人。マジで映画が大好きでたまらない感が伝わってきます。
ま、こんなイベントに集まる人も絶対映画大好きなので、途中で席を立ってトイレなどに行く人はいません。映画の途中でトイレに行かないのと同じですね。
とは言え、この記事のここまで残ってくれているはずの一般映画ファンの皆さまに、すぴ豊さんから聞いたお話をしたいと思います。
作中に登場する宙に浮くスケボー「ホバーボード」はまだ実現していませんが、当時は「スマホ」を想像することはできなかったという話があります。
人間の想像というものは、実は見えない壁があり、当時は電話がここまで進化する未来を想像できなかったようです。
私が聞いた話では、自動車が生まれる前に人々が想像した未来の乗り物は、蒸気機関で動く鉄の馬だったらしいです。ちょっと笑えますね。
今回のイベント、途中から「今年おすすめする映画の予告編を見る会」になったりもして、それでも誰もがワクワクして夢中になるほどの超絶アメージングな内容でした。
また来年、いや、毎年開催して欲しいと思います。
それではまた。
ご存知、ゆうせいでした。