掃除を効率よく進めるには、高い位置にあるものからホコリを払って、徐々に低い位置をキレイにしていくのがいいらしいです。
僕はキレイ好きな方ではあるものの、掃除はそこまで得意ではなく、
- はたきでテレビ周りや棚などをパタパタ
- 掃除機を週に1~2回
これぐらいしかやっていません。
でも、汗かき体質なのですぐに汗を書いてしまい、今度は自分が汚れてしまうのがすごく嫌でした。
そんな我が家に米iRobot(アイロボット)社のロボット型掃除機ルンバシリーズの最上位機種「ルンバ980」が届いてから生活が大きく変化しました。
ルンバ980の「できること・できないこと」も挙げつつ、どう変化したのかを書いてみようと思います!
ロボット型掃除機「ルンバ980」の特徴
アイロボット社はもともと家庭用や産業用のロボットを作っている会社で、世界同時多発テロや福島の原発事故調査にも同社の多目的ロボット510 PackBotが活躍するなど、すでにたくさんの場面で実用化されています。つまり、ロボットのスペシャリストなわけです。
そして、ルンバ980は同社のお掃除ロボットのなかでも最もハイスペックな機種で、Wi-Fi経由でスマホから操作ができたり、家全体の地図を描きながら隅々まで掃除をしたり、搭載したカメラで立体物を認識しながら自身の場所を把握したりと高機能!従来機種よりも最大10倍の吸引力を持っているのも見逃せません。
畳やカーペット、ラグの上もすいすいとお掃除。ただ、あまりにもヒラヒラで軽い素材だと引きずってしまうのが難点です。
カーペットでは吸引力をアップする「カーペットブースト」機能搭載。走行しながら自動的に床材を判断し、カーペットのような繊維の奥にあるゴミを吸い込みたいシーンでは吸引力を増強させます。
ゴミが多くありそうな場所は複数回往復して掃除する「ダートディテクトモード」も優秀。また、壁際や部屋の角では、ルンバ本体から飛び出ているブラシが回りながらゴミをかき集めて吸い込みます。
掃除が難しい場所としては、ルンバは本体幅がそれなりにあるので、トイレスペースの奥の方や冷蔵庫横の隙間などは掃除できません。こういう細かい場所についてはクイックルワイパーやスティック型掃除機にお任せすることになります。
しかしながら、家庭のほとんどはルンバにお任せできるメリットは本当に大きい!家庭のWi-Fiを登録すれば、外出先からスマホで掃除を指示できます。留守の間に掃除をさせられる!あらかじめ曜日・時間を決めて自動的に掃除をスタートさせることも可能です。
バッテリー駆動時間はたっぷりの2時間。途中でバッテリー残量がなくなると自動的にホームベースに戻って充電(充電後、掃除を再開)。
タンク内のゴミがいっぱいになると赤いLEDが点滅。パカっとタンクを外して、蓋を開けたら中のゴミをゴミ箱へ。1回の掃除でかなりのゴミが入っているので、想像以上にルンバはゴミを吸い取ってくれていることがわかります!
このほか、ルンバに入ってほしくないエリアの入口部分に「バーチャルウォール」を設置することで、見えないバリアを張ることができ、ルンバの進入を防ぐことも可能です。
ルンバ980で生活はどう変わったか
ルンバは自由に部屋中を走り回りますから、当然、物を床に置いたままでは掃除の邪魔になります。つまり、事前に部屋を片付けるクセがつくんですよね。掃除するために片付けるのか!と突っ込みが来そうですが、そもそも掃除機をかける前って物をどかしたりクッションを避けたりしますよね?ロボットが掃除するにしろ、人が掃除するにしろ、どちらにしても物を片付けるんですよ。
クセがつけば、普段から物を床に置かないようになっていきます。すると、常に部屋がキレイな状態なんですよね。掃除しやすい環境です。
ルンバを使える環境にするために片付けをするのは本末転倒のように感じられるかもしれませんが、そのおかげで我が家ではルンバ導入前にはなかった「日常的に片付いた部屋」を手に入れることができたのです! ですが、もちろんホコリやゴミはたくさん床に落ちているいますので、ここでルンバの出番というわけ。
では、掃除そのものはどうなったか。週に1〜2度は必ずルンバに働いてもらっていますが、そのほか気づいたときにも走ってもらっています。疲れているとき、ブログを書いているとき、出掛ける直前の忙しいときでも、掃除をするのは僕や妻ではなくルンバですから、わざわざ気合いを入れなくてもいつでも掃除できる!カフェにいてもネットを通じてスマホのアプリからお願いできちゃう。ネット家電すごい。
ルンバ980はスマホアプリから名前を付けることができ、登録日が誕生日となります。なんだかペットみたい! また、掃除を開始するときや完了したときには可愛らしいメロディーが流れるので、とても愛着があります。ちなみに、我が家のルンバ980は「おはぎちゃん」です。
年間1560分の掃除をゼロにして時間を節約
人が手で掃除機をかける場合、例えば1週間のうち掃除機を30分間かけている人は年間で約1560分という膨大な時間を費やしています。1560分ですよ? 換算したら26時間なので、1日増えるってことですよ! 凄すぎますよね。お掃除が趣味で楽しんでいる人ならいいんですけど、僕としてはなるべくこれをゼロにしたい!
ルンバをブラック企業並にこき使っている我が家では、これまで掃除に使っていた多くの時間を他に充てられるようになったので本当に助かっていますよ。掃除時間の節約に大いに貢献してくれています。これからご自宅へルンバを導入しようと検討している人へ、このメリットは声を大にしてお伝えしたいです!
最後にお掃除ロボット全般に対しての要望を書いておきましょうかね。
お掃除ロボットは自動的に移動して、ゴミを吸い取る機能が備わっています。ルンバはその点では非常に優秀なんですが、階(フロア)をまたいでの掃除が不可能です。1フロアで済むマンションやアパートなら特に不満はありませんが、問題は一戸建て住宅での利用でしょう。1階から2階へ上がれないのです。
なので、将来のお掃除ロボットにはぜひ階段の登り降りをクリアしてほしいです!
ドローンのようなプロペラを搭載したりとか。無理ですかね?