ども、ゆうせいです。以前、伊藤園さん主催の「茶ッカソン」を取材させていただきましたが、「第2回茶ッカソン in Tokyo」にも行ってきました。
今回は見学者だったのですが、やはり「茶ッカソン」は楽しすぎたので、せっかくならレポートとして公開したいと思います。
「第2回茶ッカソン in Tokyo」とは?
まずは、茶ッカソンってそもそも何?って方もおられると思いますので、概要からご説明しますね。
一言で言うと、茶ッカソンとは、お茶とハッカソンを合わせたものですが、
- コンセプト
志のある人たちが集まり、お茶をたしなみながら、コミュニケーションを高め、イノベーションを生み出す場 - 目的
①食(お茶)のあるところでコミュニケーションが高まることを皆様と共に体現すること。
②「日本(お茶)文化×IT」で世界に通用するビジネスモデル(姿勢)を打ち出すこと。
というものになります。
ようするに、美味しいお茶を飲みながら、ゆるい雰囲気で、まじめにお茶とITを絡めたビジネスモデルをつくろうぜ!という集まり。
そして、今回のテーマは、
「MATCHA」 ~抹茶を日常生活に取り入れる方法を考えよう~
というもの。
これ、非常にざっくりとしているので、参加者は相当頭を悩ませること必至ですよね。抹茶とITってどゆこと?え?ってなるわけです。
そんな参加者を知ってか否か、グループワークの前に粋なはからいがありましたので、そちらからレポートスタートします。
尺八演奏と坐禅で日本文化脳に切り替える
尺八の演奏をライブで聞いたことあります?
これ、生音で聞くとはんぱないです。やっぱ雅楽って日本人の魂というか、DNAで感じるものなんだと思います。日頃はテンション上げるためにシャカシャカチャカチャカしている音楽ばかり聞いていますが、こっちの方がテンション上がることに気がつきました。(奏者:工藤煉山さん)
で、テンション上がってガンガンいくぞ!ってところで次は坐禅でした。
おいおい、今テンションMAXなんだから坐禅とかちょっと…
みたいな空気も若干感じましたが、この坐禅がさらにヤバかった。
坐禅って、眠くなるとか思ってませんか?逆です、逆!
特に5分過ぎたあたりから脳が覚醒してきますので、是非オフィスやご自宅でもやってみることをおすすめします!
尺八の演奏でテンション上げて、坐禅でいい感じに精神を整える。これでいいアイデアが生まれないわけがない。これは発表に期待が膨らみますね。
お茶と畳と、時々、ごはん
さて、いよいよグループワークが始まりました。正直に言います、ここから俺ができることは何もありません。
グループワークの邪魔にならないように、ただひっそりと、お茶を飲む音にすら気づかいながら…みたいなことはなくて、わいわいとした雰囲気で語り合う参加者の皆さんを、「ふむふむ、やっとるね」という社長目線で見守ることに精を出していました。
なので、少し写真でも。
この畳は、お茶の葉(茶殻)が配合されているリサイクル商品で、殺菌、消臭効果が抜群!これが渋谷のヒカリエに70畳も敷き詰められました。おそらく渋谷でこんなに多くの畳を見ることは今後無いかと。(参考:さらり畳)
で、ごはんも素晴らしかった。お茶と世界各国の融合料理。例えば、「お茶 × イタリア」は、バジルの代わりにお茶を使用したジェノベーゼなど。大変おいしゅうございました。(提供:food unit GOCHISO)
いよいよプレゼン開始!
今回、全部で7チームが発表したわけですが、そこには寸劇あり、ミニコントありで、内容もさながら、単純に見ていて楽しめるものばかり。
どうしても7チームの発表となると、中だるみとかあるじゃないですか?それが今回は全くなく、ヒカリエを偶然取りかかった観客からも惜しみない拍手と「おもしろかった!」の声が聞こえました。
審査員が豪華すぎて震えた
で、今回その審査をしてくれる方、ようするに審査員の方々をご紹介しておきます。
LINE株式会社 代表取締役社長の森川さん
某社サラリーマンの坂本さん
ライフハッカー[日本版] 編集長の米田さん
株式会社AMF 代表取締役の椎木さん
Skyland Ventures 代表パートナーの木下さん
以上の5名となります。
特に、LINEの森川さんは、今すぐLINEで働いて欲しい人が何名もいたと言われるほど。今回の内容の高さの裏付けとも言えるでしょう。
優勝チームは抹茶とARを融合したコニュニケーションアプリを提案した「CHACKEY」
いよいよ優勝チームの発表です。
優勝したのは、「OCHAME」という「抹茶で心を伝えるARコミュニケーションアプリ」を提案をした「CHACKEY」です。
これは、抹茶飲料のボトルに印字されたQRコードを読み取り、自由にメッセージ設定することが可能なアプリ。大切な人に抹茶を渡しつつ、自分の思いを伝えることができるというもので、その実現可能性はもちろん、抹茶を日常生活に取り入れるというテーマにもすばらしく合致していたことが受賞の理由でした。
活用シーンとしては、
- 名刺代わりのご挨拶
- 友人、家族、恋人、同僚への一言!
- 記念品やイベントでのノベルティにメッセージを添えられる
などなど。
誰にでも簡単にARが作成できて、さらにそこからメッセージツールが起動し、双方向のコミュニケーションも可能になる。禅の心、「一期一会」にも非常に通ずるものがありますね。
そして優勝チームに贈られたのは、
『Samue Every Moment』 by SAMUEDO from SAN-NE on Vimeo.
鎌倉三衣さんの作務衣!!!
正直なところ、1着でもかなりの値がする高級作務衣なのですが、これをチームメンバー全員に1着ずつ贈られるという超豪華プレゼント!
さらに「おーいお茶」が30ケース、つまり720本が副賞として贈られました。
CHACKEYの皆さま、おめでとうございます。
いや、全チームの皆さま、本当におつかれさまでございました!
さいごに
さて、楽しかった茶っカソンも終わり。最後は禅の心を忘れずに「作務」を全員で行います。
作務とは一言でいうと掃除です。来た時よりも美しくっていうアレです。
禅の修行には三種類あって、それは坐禅、お茶、作務です。つまり、この伊藤園さん主催の茶ッカソンでは、それが全部体験できちゃうんです。
お茶とハッカソン、そして禅の心が融合した「茶ッカソン」を楽しんだ1日でございました。
今後も定期的に開催されるとのことなので、Googleアラートにでも「茶ッカソン」と登録しておいたら良いと思います。
それではまた。
ご存知、ゆうせいでした。
※編集後記
今回もプレゼン発表後の審査タイム中に「船橋屋」さんのくず餅をいただいたのですが、これ、くず餅の概念が変わるほど美味しいです。絶対食べた方がいいですよ。