2016年4月14日以降に発生した熊本地震。被災にあわれた方々に、心からお見舞い申し上げます。また、亡くなられた方やそのご家族には心からお悔やみを申し上げます。
震災の影響もあり、日頃から水を備蓄しましょう、保存の効く食料を準備しておきましょう、という話はよく聞きます。しかし、もう一つ大切なことがあります。それが「情報」です。
そこで今回は、万一の場合に備えて、いざという時に役に立つ情報ソース、アプリをご紹介します。
スマホアプリ
スマートフォンのアプリでは、災害情報の通知をしてくれるものがあります。
いざという時のためにインストールしておきましょう。
Yahoo!防災速報
防災速報 – 地震、津波、豪雨など、災害情報をいち早くお届け – Google Play の Android アプリ
Yahoo!防災速報はiPhone版・Android版ともにあります。
地震、豪雨、気象、津波、避難、土砂災害、洪水、熱中症、火山、国民保護(弾道ミサイルやテロなどの攻撃)、防犯、訓練など様々な情報が通知されます。警報や避難勧告の通知も受けられる、総合防災対策アプリです。
ゆれくるコール
ゆれくるコール – Google Play の Android アプリ
ゆれくるコールはiPhone版・Android版ともにリリースされています。
緊急地震速報をプッシュで受けられ、同じアプリを使っている人の間で安否確認も行えます。
なまず速報
なまず速報 β – Google Play の Android アプリ
なまず速報はAndroid版のみ開発されているアプリです。最近の地震情報を確認でき、地震速報をプッシュ通知する機能も備えています。
Twitterアカウント
東日本大震災でその存在がクローズアップされたTwitter。利用者が多いということは、幅広く情報を提供したい者にとってもうってつけで、公的機関の情報発信メディアとしても利用されています。Twitterでフォローしておくと便利で、災害時の情報収集に役立つアカウントをご紹介します。
首相官邸(災害・危機管理情報)
首相官邸の公式アカウントの内、災害・危機管理関係の政府活動情報をつぶやくものです。
梅雨による大雨の注意や、中南米のジカ熱流行について渡航を控える案内など、単に国内の災害情報にとどまらず機器管理面でも役立つ情報がつぶやかれます。
tenki.jp地震情報
日本気象協会のtenki.jpの公式アカウントです。
地震速報がTwitterで得られます。津波の心配まで分かるようになっていますので、一報として確認しておきたい所です。
特務機関NERV
人気アニメ・エヴァンゲリオンの版権元公認・非公式の、地震を始め各地の警報情報や鉄道の運行情報など、幅広い防災情報がつぶやかれています。
大手通信キャリアの災害伝言板
携帯電話大手の3社は、震度6弱以上の地震が発生した際にサービスが適用される災害伝言板を用意しています。
NTTドコモ、au、ソフトバンクで回線契約をしている人は以下のサイトをブックマークしておき、いざという時に速やかに登録出来るようにしておくと良いですね。
【NTTドコモ】
災害用伝言板 | お知らせ | NTTドコモ
【ソフトバンク】
災害用伝言板/災害用音声お届けサービス | サービス | モバイル | ソフトバンク
となっております。熊本地震の際にもこちらのサービスが運営されていました。
上記の伝言板は、そのキャリアを契約をしている利用者が書き込めるようになっています。家族で同じキャリアを利用している場合の安否確認などには便利ですね。しかし逆に、どのキャリアを利用しているか分からない友人を探すのには向いていないとも言えます。
キャリアに依存しないタイプの伝言板
どこのキャリアを使っているか分からない人の安否確認をしたい時には、通信キャリアの情報だけでは分からない場合もあります。そこで、格安SIMを使っているユーザーなども書き込めるタイプの、規模の大きな伝言板をチェックしておくのも大切です。
web171
NTT東日本とNTT西日本が運営している災害用伝言板がweb171。電話番号の登録は必要ですが、上記のサイトに比べキャリアによる制限がありません。
各キャリアの伝言板サービスは災害発生時に利用可能となりますが、web171は平常時でも体験版として試用することが可能です。
いざという時に慌てて登録できないなんてことがないように、練習しても決して無駄にはなりませんよ。
Googleパーソンファインダー
GoogleパーソンファインダーはGoogleが提供する安否確認システム。氏名の情報を使って安否を確認するシステムです。近頃は連絡先の交換の際に電話番号などを聞かず、LINEなどのメッセンジャーアプリで行うケースも多いですから、名前で確認出来るシステムが効果を発揮するケースもあるでしょう。
災害のない平常時には体験版が利用できるようです。
J-anpi
一刻を争うかも知れない安否確認で確認サイトが別れてしまっているのは効率が悪い・・・。ここまでご覧になってそう思う方もいらっしゃるでしょう。
J-anpiなら、上記情報をひっくるめて一つのサイトから検索できます。登録はそれぞれのサイトで、安否確認はJ-anpiで、と覚えるといいかもしれませんね。
情報の準備も忘れずに!
安否確認から最新情報のチェックまで、様々な視点で役立つサイトやアプリをご紹介いたしました。知らないものがあったら、ブックマークしたりインストールしたりして、いつ来るか分からない災害に備えておきましょう。
転ばぬ先の杖は、物だけでなく情報についても当てはまります。災害対策の一つとして留め置いてください。