ども、ゆうせいです。「インド人完全無視カレー」でお馴染みのバーグハンバーグバーグさんと、SEOコンサルティングのクリスクさんの共同開催によるセミナーにて、コンテンツとSEOの未来について聞いてきました。
参考:【コンテンツとSEOの未来学】バーグハンバーグバーグ×クリスク共同セミナー|株式会社クリスクのプレスリリース
今回は、バーグハンバーグバーグのメディア事業部の部長である、柿次郎さんからお聞きしたお話をレポートしたいと思います。
誰が、どのタイミングで見ても「おもしろくてわかりやすいもの」が良コンテンツ
柿次郎さんが語ってくれたのは、バーグハンバーグバーグのコンテンツ制作におけるこだわり。
ざっと並べると、
- 内輪ネタはやらない
- 削る勇気を持つ
- SNSのツッコミを逆算する
というもの。
まず、何をもって内輪ネタとするかは、人それぞれいろんな意見があると思いますが、ここで言う内輪ネタとは、身内でしか笑えないネタのこと。
たとえば、知らない人のモノマネを見せられたところで、全く笑えないですよね。
誰が、いつ、どのタイミングで見ても「おもしろくて、わかりやすいもの」
これこそが良いコンテンツであるとのことでした。
とは言え、バーグハンバーグバーグのことが大好きな人は、「バーグのやることなら全部爆笑っすよ!」と言うかもしれません。でもそれは、単にバーグハンバーグバーグが好きすぎて、自分の中に勝手に身内感を感じているからだと思います。
いわゆるファンだと言えるかも知れませんが、その人たちしか笑えないネタをやったところで、広がっていきませんからね。
削る勇気を持つ
次に、削る勇気を持つということ。
ついつい取材した内容を全部盛り込みたくなるが、あえて削ることで伝わりやすいコンテンツになる
私もよくイベントやセミナーに参加し、今回のようなレポートを書いていますが、正直がっつり削ってます。話を耳で聞くことと、目で読むことでは全然違いますので、そこは編集し、わかりやすくするために削る。
これができないと、だらだらしたテンポの悪い文章、情報過多の内容となってしまいます。
SNSのツッコミを逆算する
これ、正直かなり計算高いというか、読み手に対し、ツッコミする機会を与えるということ。
それは、
TwitterやFacebookでツッコミと同時にシェアされやすくなる
という狙いがあります。
ソーシャルの時代、どれだけシェアしてもらえるかで、より多くの人の目に留まるかが決まりますからね。
また、ツッコミと言っても、お笑いの「ボケとツッコミ」だけじゃありません。それは違うやろ!みたいなコメントもツッコミと言えると思います。
コンテンツを読んで、何かしら反応したくなる小ネタを仕込んでおくことが、多くのシェアを得る秘訣だと言えるでしょう。
でも、その小ネタが思い浮かばないんだよね…と嘆かれる方も多いでしょう。
ご安心ください。今回、柿次郎さんがそのあたりの秘訣も教えてくれました。
ほどよい温度感の対立構造をつくる
喧嘩にならない、誰も傷つかない温度感の対立構造を作る
柿次郎さん曰く、お菓子の「きのこの里」と「たけのこの山」の関係のように、どっちが好きでも間違いじゃない、だけど自分の意見を言いたくなるような構造がベストとのこと。
他にも、
- 東京と大阪
- 赤いきつねと緑のたぬき
- iPhoneとAndroid
みたいな感じです。
どっちも間違いじゃないけど、俺はこっちが好きって言いたくなるような話題。喧嘩するほどでもないけど、ちょっと言いたくなる、ちょうどいい感じの構造にする。
ちょっと言いたくなるからシェアする。そのシェアを見て、ちょっと反論したくなってシェアする。良いスパイラルが生まれますね!
誰かがやっていることは記憶に残らないし、ファンにもなってもらえない
さいごに、自分にとってかなり耳の痛いことも聞けました。
それは、すでに誰かがやっていることをしても、ファンにはなってもらえないということ。
たとえば、
- 可愛い犬猫動画
- 思わずクリックしたくなる美女
- 人生や病気など不安を煽るネタ
- 恋愛、結婚ネタ
- 芸能ゴシップネタ
などなど。
確かに人間の本質をついたコンテンツではあるものの、すでに誰かが、多くのメディアが取り上げているネタ。
ものすごく乱暴に言えば、小手先に頼った記事とも言えるかもしれません。これらは、たとえPVが伸びたとしても、固定ファンになってもらえないとのこと。
固定ファンがつかず、いつまでも上記のネタを投入し続けることになり、結局は他のメディアとのデッドレースに巻き込まれることになってしまう。
なので、手間暇を惜しまず「一次情報」を作ることが最重要だと教えていただきました。
企業理念は「がんばるぞ!」であり、KGIという単語を聞けば、みんな苦い顔をするとのことですが、コンテンツを作るという哲学に関してはガチすぎるほどガチでした。
それではまた。
ご存知、ゆうせいでした。