ども、ゆうせいです。私はセミナー(講演)やトークイベントなどのレポートを書くことが多いのですが、最近よく「どうやってメモを取っていますか?」と聞かれるようになりました。
そこで今回は、私がセミナーやトークイベントに参加したとき、メモを取る際に気をつけていることをご紹介したいと思います。
(技術的なことではなく、マインド的な内容となります。技術的なことはまた別の記事で書きます。)
手書きメモは非効率!メモはPCで取る
人それぞれでしょ?とツッコミを受ける覚悟で言いますが、手書きメモは非効率だと私は考えています。
なぜなら手書きメモは、そのメモでしかセミナーを振り返れないからです。いつでもどこでも振り返れるように、PCでメモを取って、Evernoteでもメールでも、確認しやすいところに保存しておきます。
手書きしておいて、あとからPCで入力するという方法もありますが、二度手間です。
また、手書きだと後から読んだ時に、「あれ?これ何て書いてあるの…」ということがあります。慌てて書きなぐった文字は視認性が悪く、そこでも時間がかかってしまいます。
さらに、よく言われる反論として「手書きの方が速い」というものがあります。しかし、誤解を恐れず、言葉を選ばず言わせていただくと、それは「単にあなたのタイピング速度が遅い」だけだと私は思います。
全部ひらがなでメモを取ったとしても、私の場合はPCでメモした方が速いです。
なので、まずはタイピングの練習をすることが、速くて確実にメモを取る近道だと思います。私は今でも時々タイピングの練習をし、さらなるスピードアップを目指しています。
録音はあくまでも保険!ライブ感が命
セミナーにて、録音OKの場合は必ず録音するようにしています。しかし、その音声をあとから聞き返すことはほとんどありません。
音声は万一のときの保険であって、それよりもライブ感を重視しているからです。
そのセミナーの、その時の会場の雰囲気や、講師の熱の入れようなど、そこでしか味わえないものがあります。それはあとから音声を聞いたところで得ることはできません。
他の参加者が「うん、うん」と頷いていたり、感心していたり、それは音声には収録されませんから。
その会場で感じたことを、一緒にメモしておくことが重要だと思っています。
メモは書き起こしとは違う!興味の無いところは完全無視してOK
完全無視というのは言い過ぎかもしれませんが、ライブで聞いていて、興奮しなかったところはわざわざメモをする必要はないと思っています。
もちろん最初から最後まで興奮しっぱなしのセミナーもありますが、中だるみというか、すでに多くの人が知ってたり、あまり関心が持てない話が出ることはあります。
そんなところも他と同じようにメモをする必要は無いです。そんな時間があるなら、その前に聞いた興奮した内容のところに、自分の意見や感想を補足するようにメモをした方が良いです。
全部同じテンションでメモをすることは、ただの書き起こしです。自分が1番興奮したところにもっと注力すれば、当然理解は深くなりますよね。
撮影OKなら遠慮無く!あとからスライド共有でも油断しない
セミナーで使われるスライドですが、撮影OKのことも多いです。そんな時は周りの目を気にする必要は全くありませんので、遠慮なく撮影します。例えスマホでもガンガン撮ります。
ただし、スライドを撮影するのはあくまでもメモを捗らせるためであって、手を休めるためではありません。スライドの内容をメモする必要が無くなったからには、登壇者の声や自分の感情、興奮をメモする時間に使います。
また、「資料は後ほど共有しますので」と言われたところで油断してはいけません。あとから共有される資料には修正やカットが入っていることが多いです。
生のスライドを保存しておくと、確認時にその時の興奮などを思い出せることがあります。
メモはメモ!そこで記事にする必要は無い
メモを取る際、綺麗に体裁を整えてメモしようとする人がいますが、それは必要ないです。
メモはあくまでもメモ。
体裁を整えるのは、あとから振り返る時にやればいいことです。メモの段階で必要以上に時間をかけているうちに、セミナーはどんどん先に進んでしまいます。
改行も太字にすることも、「」をつけることも、全部あとからできることです。そんなことよりもメモしておくことがあるはずです。
さいごに
メモを取る技術というよりも、その心持ち、マインドについてのお話でした。
セミナーを深く理解し、自分のものとして落としこむために、メモはまさに命なわけですが、メモを取ることが目的になってしまってはダメなわけです。
メモを取るのは、セミナーをあとから振り返って、さらに理解するため。
時には早口で、スライドをガンガン進める登壇者さんもいます。そんな時はついついメモ、とにかくメモを取ることを優先しがちですが、メモを取る理由を見失わないようにしたいですね。
それではまた。
ご存知、ゆうせいでした。