ども、ゆうせいです。先日、メディア(ブログ)のマネタイズについてお伝えしました。そこで今回は、メディア(ブログ)における、読まれるWebコンテンツの作り方についてご紹介したいと思います。
※今回の内容は、「2014ブロガーズフェスティバル」でのnarumiさんの講演をまとめたものです。
narumiさんとは?
NAVERまとめ職人として有名。自身のダイエット記録をまとめたものは、2500万PVを超えている。また、個人ブログの「Blog @narumi」のグルメリポートは見るものの食欲を刺激しまくる。
1秒で判断できるタイトルを
Webコンテンツが読まれるきっかけになるのはSNSで、シェア(拡散)もバズも全部SNSが絡んでるわけで、SNSと言えばタイムライン。
そのタイムラインですが、とにかく流れが速いですよね。読んでるうちにどんどん新たなフィードが追加されますから。
流れの速いタイムラインで、読む読まないをタイトルで判断してもらえる時間は約1秒ほどと言われています。
つまり、1秒以内に理解、反応してもらえなかった場合、もうすぐに流れてしまい、クリックしてもらうことはできません。
そこでnarumiさんはこんなテクニックを紹介してくださいました。
- 五七五のリズム
- キャッチーさを突き詰める
- 反応が薄ければタイトルを変更する
順番に詳しく説明します。
五七五のリズムは親しみやすい
俳句でおなじみの五七五のリズムは親しみやすく、知らず知らずのうちに読みやすいリズムになっているとのこと。
そこで、タイトルも五七五のリズムに乗せることで、最後まで読んでもらいやすくなるのではという考え。なにもきっちり五七五にする必要はなく、あくまでも五七五調で良いとのことです。
キャッチーさを突き詰める
これは日々の訓練が物を言います。普段から何かを説明するときに、たった一言で表現する訓練を繰り返すことで磨かれるとのこと。
長く説明するのは誰にでもできることで、いかに短く説明できるかがカギ。タイトルにおいては1秒しかありませんので、もちろん一言でビシッと伝えることが必要なのです。
タイトルは変更していい!?
一度つけたタイトルで完成ではなく、反応を見てどんどん変更すると語ってくれました。多いときには1日5回変えることもあるそうです。
1日に5回って、ありえない!
と思いますよね?
聞けば、TwitterやFacebookに投稿したときの見え方、OGPでの見え方、さらには漢字、ひらがな、カタカナにバランス感を見て変更しているとのこと。Twitterなどの反応などを盛り込むこともあるそうです。
タイムラインの時代、タイムラインでの表示が恐ろしく重要になりますので、ここまでこだわってしかりということですね。
※注意:タイトルを変更した場合は必ずデバッグすることを忘れずに。
見えないテンプレに縛られるな
コンテンツ(ブログ記事など)を作成する際、見えないテンプレに縛られていませんか?とnarumiさんは言います。
どういうことか?
例えば、本の紹介記事の場合、
- 本を読まなくても紹介記事は書ける
- 書評という形がベストだと思うな
ということ。
本の紹介をするのに、本を読まなくていい…だと…?
narumiさんが、とある出版社から本をもらったときのこと。せっかくだから紹介記事を書きたかったけど、忙しくて本を読む時間がなく、まったく読めなかった。
そこで、
- その著者のインタビュー動画を見た
- どんなにすごい人かを書く
- そして本のリンクを貼った
そんな紹介記事が成立してなるものか!とつっこみたくなりますが、
完全に成立してました。すみません。
つまりnarumiさんが言いたいことは、書き手は流麗な文章を書くことがを目標にしてはならない。
意図を伝えることがすべてだと。
型にはまった文章を書いて安心してないで、それから逸脱しても、読者に意図を伝えることができえれば成功ということ。
写真が無い時に使える正攻法
コンテンツ(記事)制作において、文字より重要と言えるのが写真(画像)。
narumiさんは、むしろ文章なしで写真だけでも伝えることができる。そのくらい写真は重要と語ります。
でも、どうしても写真が無い場合がありますよね。撮影できなかった、忘れた、なくした、素材サイトでも見つからないなどなど。
そんなときに使えるとっておきの方法があります。
- Twitter、Facebook、Flickrから写真を貼り付ける
もちろんパクリはダメです!絶対に!
パクらずに貼る方法があります。それも利用規約に則ったものとなるので何の心配もいりません。
API経由で貼り付けるという方法です。
例えばTwitterの場合であれば、こんな形で貼り付けることが可能です。
コンビニの「サラダチキン」がまさに“ダイエットの権化”と話題にhttps://t.co/OtUCBWXcAS pic.twitter.com/e2K7wpU97q
— narumi (@narumi) 2016年6月6日
Twitterの仕様にて、ツイートを貼り付ける機能がありますので、それを使った貼り方です。これは利用規約に則った貼り付け方となるので問題ありません。(画像だけを保存して貼り付けるのはダメ。)
Facebook、Flickrも同様にすれば問題ありません。
人に求められることを書く
最後に、narumiさんがいつも気をつけていること。
- 知らんがな
よくある例で言うと、
この記事を書くのに苦労しましたとか、久しぶりの更新ですとか、そんなことは読者にとってどうでもいいことで、言ってみれば「知らんがな」ってこと。
読者にとって必要なことかを常に考える。その文言いる?とならないようにすること。
これを忘れないようにしたいですね。
ご存知、ゆうせいでした。