Web動画のプロが教える!ド素人が動画マーケティングで戦うための5つの必須TIPS

ども、ゆうせいです。デジハリさんで開催された「実践的!Web動画マーケティング成功法解説セミナー」に行ってきました。

このセミナーでは、「Web動画を内製して、自社サイトの集客を増やす方法」が語られるということで、ビットエーブログでも動画を内製したいなと思っていたところにドンピシャの内容でした。

というわけで、セミナーで教えていただいたことに、私なりの感想を加えてレポートを書きたいと思います。

chiba講師:千葉 哲也
有限会社シーワークス 代表取締役
動画マーケティングコンサルタント。2001年にネットの動画配信で3,500万円を売り上げた、業界のパイオニア。

ド素人が動画マーケティングで戦うための5つの必須TIPS

sensei

Web動画を内製、つまりプロに外注せずに社内で、自分たちで動画を作ることってド素人でも可能なのでしょうか?

ま、撮ってアップするだけならすぐに可能ですけど、それを商用レベルまで引き上げ、動画マーケティングで戦うなら何が必要なのか。

ポイントは5つ。

  1. Web動画用カメラの最低条件とは
  2. 視聴者に伝わるシナリオを準備すること
  3. 素人のナレーションでも違和感(問題)を無くす裏ワザ
  4. 短い動画と長い動画の両方を公開する
  5. サムネイル画像は女性を使う

というもの。

順番に解説していきます。

1. Web動画用カメラの最低条件とは

mic

まず、Web動画を撮影するにあたって、絶対に必要なものであるカメラから。

カメラに絶対に必要な物は、「外部マイク端子」です。

千葉先生曰く、Web動画において優先すべきは「画」よりも「音」とのこと。

「画」に関して言えば、正直「iPhone」などのスマホでも十分すぎるほど綺麗に撮れるが、「音」に関して甘く考えている人が多いと。

カメラ本体にマイクが付いている場合、当然ながらカメラから離れれば離れるほど音は拾われなくなります。

音声が聞き取りづらい動画って見るの辛いですよね。

だから、カメラの解像度はある程度で良いので、とにかくマイクを優先する。外部マイクを使って、カメラから離れて撮影するとしても、確実に音声が入るようにする。

マイクが使えないなら、ICレコーダーなどでも良いので、音声はそっちで収録し、映像と合わせること。

2. 視聴者に伝わるシナリオを準備すること

scenario

次はシナリオについて。Web動画などの短いものの場合、わざわざシナリオまで準備する必要は無いのでは?と思っていませんか?

逆です。

短い動画だからこそ、しっかりとしたシナリオが必要なんです。

短い時間で、商品の良さを伝えつつ、魅力ある提案をして、最後に行動を促すといったシナリオが。

よく4コマ漫画などで、起承転結なんて言われますが、Web動画においても同じ。そして、もっと言えば、起承転結ではなくて、ちゃんとマーケティング理論に沿ったシナリオを準備しなくてはなりません。

例えば、AIDAなどの型に沿って書くのも良いと思います。

  1. Attention(顧客の注意を引く)
  2. Interest(顧客に商品を訴求し関心を引く)
  3. Desire(顧客に商品への欲求があり、それが満足をもたらすことを納得させる)
  4. Action(顧客に行動を起こさせる)

参照:Wikipedia「AIDA」

特に重要なところは、3番目と4番目。その商品を購入する欲求を高めて、購買まで一気に持っていく流れですね。

「期間限定で50%オフ実施中→今すぐダウンロード」

みたいなやつです。

また、AIDAの他にも、AISAS、PASONA、QUESTなどなど様々な型がありますので、自分に合った、また商品にあったものを使うと良いと思いますよ。

3. 素人のナレーションでも違和感(問題)を無くす裏ワザ

シナリオが完成したも、まだまだ重要なことがあります。それは、テロップだけで情報を伝えるのではなく、ちゃんとナレーションを入れるということ。

動画で大事なのは「画」よりも「音」だと言いましたが、このナレーションこそが特に重要なポイントです。

なぜなら、動画は目で見るものですが、そこに商品画像やテロップが混在すると、視聴者はどちらに集中して良いのか分からなくなります。

なので、テロップはあくまでも補足として考えて、ちゃんとナレーションを入れるべきなのです。

これで、目と耳の両方に訴えかけることが可能になるのです。

でも、1つ問題がありますよね。ナレーションって難しいですもんね。

かと言って、プロのナレーターにお願いする予算は無い…

でも大丈夫です。たとえド素人のナレーションでも違和感を消すことができるのです!

それは、

  1. 動画の冒頭に小窓を入れ、
  2. ナレーションしているのはこの人だと理解させる

というもの。

つまり、動画の最初にちゃんと断りを入れるということなんです。今からナレーションするのはこの人です。プロでも何でもなく、商品の担当者が現場の声をお届けしているんですよと。

narration

これをすることで、視聴者から違和感を消し去ることができます。たとえ素人丸出しのナレーションであっても、プロじゃなくて、商品担当者(つまりナレーション素人)が話しているのだから仕方がないと思ってもらえます。

この手法、スーパーで売られている野菜なので生産者の写真と名前が入っているアレに似ていますね。

やはり顔が見えると安心するものです。この裏ワザを使って、どんどんナレーションを入れていきましょう。

4. 短い動画と長い動画の両方を公開する

次は、動画の長さのお話です。Web動画となると、どうしても長いと途中で消されてしまうと思いがち。

実際のところ、2分を超えると途端に消されてしまう確率が高くなるとも言われていますが、それって全ての場合に当てはまるとは限りません。

動画の内容、扱う商品によって、ある程度必要な尺というものがあるはず。

なので、Web動画は短いが1番なんだと決めつけず、ショートバージョンとロングバージョンの2種類を作成すると良いとのこと。

両方を公開して、反応の良い方を残す。いわゆるABテストですが、これをやっていない企業が多いとのことで、意外と盲点なのかもしれませんね。

5. サムネイル画像は女性を使う

さあ、いよいよ動画が完成し、いざ公開! とその前に、最後の最後、大事なことがあります。

それは、動画のサムネイル画像です。

YouTubeなどの動画サイトでは、自動的にサムネイル画像を選んでくれますが、ここを自分で指定できるのはご存じですか?

このサムネイル画像1つで、動画の再生ボタンをクリックしてもらえる確率が大きく変わってきます。

以下の画像をご覧ください。

eyecatch_hikaku

どちらの動画を再生したいですか?
私はもちろん左側。つまり女性のサムネイル画像の方です。(右側を選んだ方はビットエーブログの大ファン認定です。)

内容が同じでも、サムネイル画像で全然違うことがお分かり頂けたかと思います。

動画が完成して、1秒でも早く公開したい気持ちは分かりますが、最後まで手を抜かず、気を抜かず、しっかりと対処することで、再生回数が大きく違ってきますよ。

さいごに

今回のセミナー、私にとっては目からウロコ、耳からもウロコの内容でした。

どうしても動画作成となると、編集ソフトの使い方などを想像してしまいますが、そんなことよりもっと重要なこと、視聴者にちゃんと伝わる、訴えかける仕組みがあるということ。

やはり、見てくれる方の感情を忘れてはいけません。

この先、動画を作られる際はぜひ参考になさってくださいね。

それではまた。
ご存知、ゆうせいでした。

お世話になりました

デジタルハリウッドビジネスプログラム「Webマの達人」
有限会社シーワークス