はじめまして。ビットエーでインターン中のいちきです。
僕は今年の夏休みに一週間かけて東京〜鹿児島間を友達と2人でヒッチハイクしてきました。
ただ、今回のヒッチハイク。自腹を切ったのは385円だけなんですよ。やばいですよね。しかも、広島や鹿児島観光もしている超満喫プランなんです。
そこで今回は、たった385円しか使わなかった超満喫プランの全貌をお伝えしたいと思います。
人物紹介
ビットエーにインターンで入り4ヶ月目に突入。今回の記事を書いた当の本人。ヒッチハイクに金髪で来るやつと遅刻をするやつにはめっぽう厳しい。
いちきの高校からの友人。朝から行く予定のヒッチハイクで、当日の15:00に起きるという快挙を成し遂げた男。特技は鼻で風船を膨らますこと。
※ビットエーとの関わりはゼロ
なぜヒッチハイク?
ヒッチハイクをする理由って「多くの人達と出会いたいから」とか、「新しい自分を探しに」とかが多いじゃないですか。そんなのカッコつけなんすよ。つまんないんすよ。
ヒッチハイクした理由?
多くの人達と出会いたいからです。
どうして鹿児島なのか?
鹿児島って車で行ける日本の一番南にあるじゃないですか。
いや沖縄まで遠泳でざっと600kmぐらい泳ぐことも可能だったんですが、とりあえずね。とりあえず鹿児島まで行こうと。僕達の中で日本の一番南は鹿児島だと。
そうなりました。
あとは友達が鹿児島にいたのも理由ですね。
僕の帰りを待っているやつらが……と、勝手な錯覚が起こるので頑張れましたね。
どうやってヒッチハイクしたのか(方法、成功例、失敗例)
コンビニでダンボールをもらってそこに行き先を書いてやりました。
スケッチブックでもいいんですが、ダンボールの方が圧倒的に役に立ちました。なんせデカイですから。
それだけじゃなくダンボールにはとんでもないメリットがあるんですよ。
- 無料でもらえる(コンビニで店員さんにお願いする)
- 傘代わりになる
- 休憩するときの座布団代わりに使える
- 使えば使うほど味が出る(同情をさそえる)
- 敵から身を守るための盾
こんなにあるんですね。
ヒッチハイクの場所は、基本SAの出口付近やらインターの入り口付近でやってましたね。車がきたら頭を下げ、ダンボールを掲げてお願いします。
だいたい30分ぐらいでつかまりますよ。日本のみなさんはちょろ….優しいので。
実はそんなにいらない荷造り
持っていったモノは、
- 着替え(1~2着)
- スケッチブック
- マジック(5~6本)
- 財布に1万円(もしものとき専用、まったく使いませんでしたが)
ぐらいですね。ヒッチハイクといっても旅行と同じ感じで出ましたからね。寝袋なんていれませんよ。重いですから。
靴はサンダルをオススメします。夏場の靴は蒸れるので危険です。靴下も持たなくて済みますし。
スマホの充電はすぐになくなるのでモバイルバッテリーとかを持ち運ぶことをオススメします。友達の家で充電させてもらってたんですが、すぐなくなっちゃいますね。
宿泊に関してはどうするつもりだったのか
宿泊に関しては、僕も男なので野宿という選択肢はありました。ええ。全然OKっすよ、野宿。でもね、道中に住んでいる友達がどうしても会いたいって言うもんだから、しかたなく、ね?
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(※いやほんとまじで助かりました)
洗濯はどう解決したのか
それは、これです。
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お母さんが「洗濯する?」と言ってくれる
↓
遠慮無く受け入れる
この3ステップです。
地方に住む友人のお母さんは食事、洗濯をしていただけるので、ヒッチハイカーにとって神そのものです。挨拶は土下座ぐらいがちょうどいいと思います。
ヒッチハイク初日で3,000円もらえたウソみたいなホントの話
僕の顔、貧乏そうですかね?きっときんじょうの顔がやばかったんだと思います。それにしても赤の他人さまから3,000円ももらえるなんてこと、この日本においてあるんです!
ま、ヒッチハイクするくらいなんだから、お金が無いと思われてもしかたがない部分はあります。でもね、見ず知らずの人から3,000円もらえるとか信じられます?
正確には、
- 地元駅で1,000円くれた「おばさま」
- サービスエリアまで乗せてくれて、さらに2,000円くれた「おにいさま」
によるもの。
僕ときんじょうは、あなた達のことは一生忘れません。お名前をお聞きするのを忘れましたが、とにかく忘れません。本当にありがとうございました!
心の友よ!広島大満足コース
ヒッチハイクで鹿児島まで向かっている途中、広島で修学旅行的なこともしました。
原爆ドームを見て、宮島へ行って厳島神社を見ようと…
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あれ!?
目の前までヒッチハイクで来れたけど、宮島ってフェリーでしか行けないじゃん。
焦りましたね。
ヒッチハイクでしか移動をしないと決めた僕達の旅がここで終わるかもしれない。そんな危機が訪れちゃったのです。
しかし、そんなこと僕達の敵ではない!
フェリーをヒッチハイク出来ないと誰が決めた!
僕達がやらずに誰がやるんだ!フェリーもヒッチハイクをしよう!!そう心に決めヒッチハイクを試みました。そしたらなんと…!?
…いやーダメでしたね。完敗です。常識から考えてフェリーをヒッチハイクするのは無謀でした。ひとり往復360円。
いいえ旅は続けますよ。やっぱ世界文化遺産は見ておきたいですからね。
気をとり直して厳島神社で記念撮影。
ちょうど干潮で大鳥居まで行けました。フェリーを乗った価値は間違いなくありましたね。
運べ!さらば与えられん
僕達のヒッチハイクは基本乗用車の家族連れや若いカップルの方が多かったのですが、一度だけトラックに乗せて頂いたんですね。
長距離トラックに乗りたい場合はSAなどで積極的に声掛けをすることをおすすめします。条件付きでお願いすると確率があがります。
僕たちは荷物の運搬作業を手伝う代わりに乗せて頂けましたよ。
そんな経験が出来るのもヒッチハイクならではかもしれませんね。写真が実際の作業着姿です。
甘い誘惑に誘われて
ヒッチハイクと行ったらやっぱり期待するのが、お姉さんに乗せられてそのままお家までみたいな展開ですよね。
実は僕達もそんな感じの経験をヒッチハイクでしちゃったんですよ。
それは鹿児島へ向けて佐賀でヒッチハイクをしていた時のこと。かっこいいお姉さんに声をかけて頂くことがあったんですね。
「乗ってく?」
こんな感じで声をかけて頂きました。
今回初の女性おひとりでテンションはMAX。思春期の僕達にとって妄想は膨らむ一方。胸の高鳴りを抑えつつ乗せて頂くことに。
乗せて頂いて15分ほど楽しい会話をし、少し冷静になると違和感を感じました。
話を聞いていると、お姉さんが向かっているのはどうやら長崎らしいのです。
鹿児島目指してる僕達にとってはおもいっきり変化球を投げられたイメージですね。だって方向違いますもん。
時はすでに遅し、長崎方面の高速に乗っていました。方向は長崎。自分達がいきたいのは鹿児島。
ハメられた。そんな気がしました。いや、待てよ、このまま長崎に行ってお姉さんについていくってのも…
妄想と現実との葛藤に苦しみましたが、鹿児島で僕を待つ友人がいる。そんな勝手な錯覚に陥っているため、次のSAで降ろしてもらうことに。
しかし、不運は重なるものですね。
降りたSAは土砂降り。ダンボールを傘代わりに反対側のSAへ行くも、警備員の方にヒッチハイクを禁止される。こんな悲劇が僕達を襲いました。
ちょ、ちょっと待ってください。
東京からヒッチハイクでここまで来てるんですよ。禁止と言われてもここまで来て…ここで暮らせと!?
僕らの訴えも社会の上では若者の戯言にすぎません。
あの時お姉さんの誘惑に騙されずにちゃんと方向を聞いていれば..
まぁ、仕方のないことなんですがダンボールを止め、言葉で伝えようと手当たりしだいに話しかけました。
なんとかヒッチハイクに成功し、先ほどの佐賀のSAに戻ってくることができました。
所要時間2時間=無駄という方程式を作ることは簡単ですが、僕達はその答えを導かずに鹿児島を目指しました。
僕がここで言いたいのは人生そう甘くはないってことですね。甘い誘惑に誘われてついていくと痛い目に会うってことです。
くれぐれもヒッチハイクの際には気をつけてくださいね。
ただ、あの時長崎についてっていたらなー、なんて今でも思ったり思わなかったり…
飲み食いしたもの全部晒します
ヒッチハイクだと腹ペコで野宿して死にモノぐるいで目的地へ。みたいなイメージがありますが、
実際は全然違いました。
名古屋の味噌カツ丼(自腹ですが)や、鹿児島で黒豚のしゃぶしゃぶなんかも食べ、ヒッチハイクでありながらも地方のグルメを存分に楽しみました。写真に収めたものだけお見せしますね。
【広島】ひとつ年下の方がごちそうしてくれた、広島風お好み焼き
【長崎】高校教師の方がごちそうしてくれた、とんこつラーメン
【名古屋】旅行中のご家族から頂いた、天むす
【三重】泊めてくれた友人から、赤福氷
【大阪】自腹を切っての、たこ焼き
僕は地方のグルメを堪能する一番有力な方法がヒッチハイクだと思います。
地方の方しか知らないことも教えてもらえ、本当においしいものばかりでした。
地方のグルメを探すヒッチハイクをするのもアリかもしれませんね。
出会ったみなさんに感謝
紹介させて頂いた方の他にもたくさんの方に乗せて頂き、本当に今回のヒッチハイクの旅は感謝の気持ちでいっぱいです。
ちなみに…
冒頭で述べた385円ですが
自腹を切ったモノ
- 【お茶】100円☓2人 = 200円
- 【名古屋の味噌カツ丼】(おごってもらえなかった) 1200円☓2人 = 2400円
- 【大阪のたこ焼き】(ふたりで仲良く6個入りを) 450円
- 【宮島までのフェリー】往復360円☓2人 = 720円
合計3770円です。
しかし、
3770円からもらった3000円を引くと770円になっちゃうんですね。
ふたりで770円なので、自腹を切ったのは実質ひとり385円となりました。地方を観光しつつ、鹿児島までのこの超満喫プランで385円って考えるとやばいですよね!?
ヒッチハイクしたくなりますよね!?
ただし、これを成し遂げるために必要なことがふたつあります。
- 地方の友人をたくさん持つこと
- プライドは出る前に置いてくること
これが何よりも重要です。
ヒッチハイクをしたい気持ちが少しでもあるなら、絶対に行った方がいいと思います。ただ冬場の野宿は凍死の危険性がありますので要注意です。
次は東北行こうかなと。それではまた。
※ちなみにヒッチハイクは、アメリカで違法にあたるなど、事故や危険な可能性もあるのでオススメはしません。もし行く場合は自己責任ですよ!