ども、ゆうせいです。最近ネットメディアについて色々と意見が飛び交っていますね。立ち上がっては消え、また立ち上がっては消えていく…もう珍しいことではありません。
なぜ消えてしまうのか。その原因の一つとしてマネタイズが不十分であることが考えられます。メディアとして長く継続させるには、いずれにせよマネタイズが必須なわけです。
そこで今回は、日本最大級のブロガーイベント「2014ブロガーズフェスティバル」に参加し、プロブロガーのアスカ(@asuka_xp)さんにメディア(ブログ)のマネタイズについてお聞きしてきました。
Google AdSenseは最終手段?
さすがに「アドセンスってなぁに?」って人は少ないと思いますが、要するにこのブログにも貼ってある自動広告表示ツール(by Google)のあれです。
メディア(ブログ)に最も簡単に貼れる素晴らしい広告と言えますが、広告としての単価(クリック単価)が安いことが多いです。
例えば、以下の広告の場合。
どちらも同じ内容ですが、左はAmazonへの直接広告(アフィリエイト)で、右はGoogle AdSenseとなります。
左の広告から商品が売れた場合、発生する収益は約70円となります。しかし右側のアドセンスから商品が売れたとしても、1円にもなりません。
アドセンスの場合は、クリックされた時点でいくらかの収益は発生しますが、その僅かな収益を積み重ねるよりも、商品が売れて発生する利益の方がはるかに高く、効率が良いとのこと。
運営しているメディア(ブログ)が何百万PVもあるなら、アドセンスでも充分な収益を生み出すことは可能だと思います。
しかし、そうでないならクリック単価の低いものを狙うより、収益の高い広告を貼るのは当然と言えます。
広告スペースは限られています。そのスペースを安易にアドセンスで埋めることは、非常にもったいない。機会損失の可能性があるということですね。
売上レポートはネタの宝庫
Amazonアソシエイト(Amazonでのアフィリエイト)や楽天市場の売上レポートからネタを吸い上げる方法についても教えてくれました。
売上レポートからは、実際に売れた商品まで調べることが可能です。そこには、自分が紹介した商品以外でも売れてるものがあります。
なぜならAmazonの場合、広告をクリックしてAmazonのサイトへ誘導した時点で、そこから24時間以内に売れた商品はカウントの対象になる仕組みになっているからです。(ちなみに楽天市場の場合は30日間有効)
例えば、ヘッドホンの紹介リンクを貼っていたとして、読者がそのリンクをクリックしてAmazonのサイトに行ったとします。そこで、ヘッドホンを買わずにマイクを買ったとしても、それがカウントの対象になるということです。
ここで注目したいのは、
マイクが売れたということ。
つまり、読者はマイクに興味を持っている人がいるということ。他の読者も同じようにマイクに興味を持っている可能性が高いということ。
なので、マイクを紹介すれば売れる可能性が高いと言えます。
このようにして、Amazonアソシエイトのレポートから、読者属性にあった記事ネタを吸い上げることが可能とアスカさんは語ります。
Amazonに限らず、楽天市場にしても同様です。自分が意図していないものが売れることが多いとのこと。その意図せず売れたモノが、次のブログ記事のネタになる、それも売れる可能性が高いということ。
自分のメディア(ブログ)の読者が、どんなものに興味があるのかを知ることができる、売上レポートを活用しない手はないですね。
過去記事にアフィリエイトを追加する
アフィリエイトで収益をあげるのに、忘れてはいけないのが「過去記事のメンテナンス」です。
ご自分のメディア(ブログ)のアクセス解析をちゃんと見ていますか?過去に公開した記事で、検索流入数の多いものをチェックしましょう。
Google Analyticsなら、
の順にクリックすると見ることができます。
検索流入数の多い記事に、アフィリエイトを追加する。一見地味な作業ですが、これを繰り返すことで、収益化できる記事をコツコツ増やすことが大切なんです。
新規記事の更新も大切ですが、過去記事のメンテナンスも同様。たとえ少なくても、安定した検索流入のある記事に、アフィリエイト広告を貼らないのは大損ですよ。
メディア(ブログ)をマネタイズする方法まとめ
では最後にマネタイズ(収益化)する方法のまとめです。
- アドセンスは最終手段、広告アフィリエイトリンクを貼る
- 売上レポートはネタの宝庫!読者の欲しいものがわかる
- 過去記事のメンテナンスをサボらず広告を追加する
書きたいけどネタが無い。そんな言い訳ができるのも過去の話になりそうです。売上レポートを見れば、すぐにネタが見つかりますからね。
また、過去記事の流入数についても同様です。検索流入の多いキーワードで、新たに記事を書くのも効果的と言えます。
メディア(ブログ)を長く続けている人は、その分多くの過去記事があるはずなので、まずはそのメンテナンスから始めてみてはいかがですか?
それではまた。
ご存知、ゆうせいでした。