こんにちは。ビットエーでデザイナーをしている、たなべと申します。普段は家から持ってきた水にレモンスライスを入れて飲んでいます。それはさておき、弊社もLINEクリエイターズスタンプを、人知れずこっそり品川からリリースしました。
そのスタンプのイラストを私が担当させていただいたのですが、正直大変な目に遭いましたので、まだ見ぬ誰かのためになればと思い、その辺りを共有したいと思います。
軽い気持ちで引き受けてしまったLINEスタンプ作成
Webに関わるお仕事をされている方なら、誰しも一度は「自分もLINEスタンプつくってみようかなー」と思ったことがあるかと。
私も、もれなくその内の1人でしたが、実際問題、やろうやろうと言うだけのばかやろうでした。
そんな折、「リソース空いた? じゃあ描いといて!」と、ツーブロックでメガネの上司より、LINEスタンプを制作する機会をいただきました。
いいのぉ?キラキラOLのスタンプ作っていいのぉ?
さて、イラストを描くことになりました。コンセプトを確認したところ、「キラキラOLが彼氏に使うスタンプ」とのことでした。
なるほど。キラキラOLですか…
ようするに、自分のためのスタンプを作ればいいのか!簡単じゃん!(…ん? ちょっと待て、想像と妄想の間に渦巻く仮想現実をインターネットという海に垂れ流せと?)
ケッ!何がキラキラOLだよという、そねみの感情は置いといて、まずはキラキラOLってものを想像してみることにしました。
おそらくこういう女性たちのことです。
とりあえず、上司に見せてみました。
上司「そうじゃねぇだろ。それのKGIは?」
はぁ…
こういう人はローマ字を発生したいだけで、実際のところ自分が何語を話しているか大体分かっていません。
あなたの職場にもいませんか?
ま、早く帰りたいし、テキトーに
私「わかりましたー」
って言っておきました。
その後も続く、イラストへのダメ出しという名の不毛なやりとり
上司「いいんだけど、もっとインタラクティブな感じで。」
私「わかりましたー」
上司「うーん、このキラキラOLが彼氏に求めるKPIは?」
私「はぁ(日本語で!とは言えない…)」
上司「そうそう、それがUXだよ!つまり彼女は彼氏が初体験ってこと。わかる?」
私「はいはい。あーはいはい、完全にわかりましたー。」
もうね、キラキラOLを駆逐してやるって思っちゃうくらいに不毛とも言えるやりとりを繰り返し、
明日までに仕上げてとか、今日は徹夜だ、夜に1回洗顔しないと1カ月洗ってないのと同じになるの知らないんですか、肌のゴールデンタイム崩しやがって(以下自粛)
…
……
………
いろいろあったけれど、スタンプは元気です。
おはようございます。
そんなわけで、目が覚めたらスタンプがリリースされていました。
その名も、「IT用語であそぼう Hello World編」です。
キラキラOLなんて、最初から居なかったんです。上司との会話がそのままスタンプになりました。
もしも検索がうまくいかなかったら、「ITくてITくて震ウェブ」で検索してみてください。
さいごに
このLINEスタンプ、広告を出していないにもかかわらず、売れ行きは好調です。
嘘です。売れてません。じゃなきゃブログなんて書きません。
でも、お金は災いのもと。売れたら売れたで利権を会社と奪い合うことになり、裁判沙汰も予想されます。
そんなわけで、よかったら買ってください。
ところで、品川って川は存在するのですか?
誰か教えてください。
そんなこんなでさようなら。
たなべでした。