バイラルメディアはなぜバズるのか?話題のメディア編集長のテクニックとビジョン

viralmediatalksummit

ども、メディアチームのゆうせいです。先日、下北沢のお酒の飲める本屋さんこと「B&B」で開催されたトークイベント「バイラルメディア・サミット2014 タイムラインを制するのは誰だ!」に参加してきました。

「バイラルメディア」とは、FacebookやTwitterのタイムライン上でよくシェアされているアレです。ようするに、面白動画や感動ストーリーを紹介しているアレです。

実はこのバイラルメディアは、アメリカではすでにメジャーメディア(ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポスト)の閲覧数を上回っているとか。

というわけで今回は、日本のバイラルメディアを運営する編集長の方々に、ネットでバイラルさせるための秘訣をガッツリ聞いた内容をレポートします!

Amp. 編集長 酒井 新悟 / メディアプランナー 青木 大

Amp.

Amp.は、思わずシェアしたくなる・共感したくなるネタを発信するソーシャルメディアに向けた“バイラルメディア”。

この「Amp.」からは、編集長の酒井 新悟さんと、メディアプランナーの青木大さんが登壇。

BUZZZ by Aolニュース. 編集長 恩納力

BUZZ

バズ– 世界中でいまシェアしておきたい厳選された動画・ニュースをご紹介。

「BUZZ」からは、編集長の恩納力さんが登壇。

まとめ職人 narumi

narumi

narumiさんは伝説のNAVERまとめ職人として有名なブロガー。

なので、バイラルメディアと言うとちょっとちがうかもしれませんが、誰もが納得のノウハウと見解をお話してくれました。

Spotlightプロデューサー兼編集長 渡辺将基

spotlight

人々の心を動かすコンテンツを発掘する、サイバーエージェントのバイラルメディア。

この「Spotlight」からは、プロデューサー兼編集長の渡辺将基さんが登壇し、かなり突っ込んだ話をしてくれました。

以上、ちょっと豪華すぎる4メディア。

計5名の出演者に、博報堂ケトルの原利彦さんが、「聞きたくても聞けなかった質問」をぶっこんでくれました。

バイラルメディアの編集・運用体制(丸出し)

バイラルメディアの長達

バイラルメディア、その運用体制ってどうなってるのか気になるところですね。

一体どんな人たちが、どんな思いで運用しているのかを答えて頂きました。

Amp.
・キュレーターは100人以上
・投稿タイミングはキュレーター任せ
BUZZ
・キュレーターは9人
・育成枠という制度を持っている
・公開は編集長が全て管理
Spotlight
・社内チーム(5〜6名)で作成
・一部外部ライターあり
・あまり管理を厳しくしていない

驚いたことに、メディアによって運用体制が全然違う。Amp.に関してはキュレーターが100名超え。しかも公開はキュレーター自身のタイミング!

よほどキュレーターを信頼していないとこの体制は作れないですね。聞けば、2カ月ほどかけて、そのキュレーターがどういう人で、どんな得意ジャンルがあるかを見極めているとのこと。

さらにはオフラインでも月1でミーティング(共有会)を実施し、レベルアップを図っているとのこと。

各メディア独自の「バズるネタ探し術」公開

dollar bills in a mousetrap with a retro effect

次も気になる質問。毎日いくつもの記事を公開しているバイラルメディア。一体そのネタの確保はどのようにしているのか。ネタは尽きないのか気になるところ。

Amp.
・キュレーター目線でオリジナルネタを確保
・当然バズ要素も重視している
BUZZ
・キュレーターとチャットで深堀り
・ノリは男子校の昼休み
・そこに女子力はない
Spotlight
・他メディアとかぶらないネタ元を確保
・個人の専門性を優先
・シーズンネタも意識

この質問で注目すべきワードは「男子校」。BUZZのキュレーターは全員男性であり、恩納さんは基本的にずっとチャットをしているとか。

そのノリは男子校そのもので、とても女子には見せられない内容が交わされているようです。

恩納さん曰く、
「決して女性目線を捨てているわけではない、ただそんなネタが出ないだけ」
とのこと。まさに男らしい発言で、安心しま、いやむしろ心配です。

メディアとして超えてはいけないラインとは?

バイラルメディアとはいえ、バズれば何でもいいってわけはありません。やはり超えてはいけないラインというものが存在するわけで、そのあたりの見解もお聞きしました。

Amp.
・騙しはダメ(Facebookの「◯◯診断」など)
・公序良俗に反すること
BUZZ
・他メディアで既出のものは扱わない
・パクらない
・PVに媚びない
narumi
・Googleのルールを守る(ルールとして適切である)
・自分の目で見たものを出す
・一次ソースは自分でつくる(再利用しても評価されない)
Spotlight
・エログロは扱わない
・2ch的な言い回し(ワロタなど)は使わない

どのメディアでも共通していることは、バズるからといって何でも扱うわけではないということ。エログロに頼らなくてもバズは起こせると試されていると考えているようです。

Facebookでよく見られる、「◯◯診断」などの半強制的な「いいね!」集めは、最終的にサイトのためにならないとも語ってくれました。

バイラルメディアというからには、拡散が第一で、そのためには多少のライン超えは当たり前なのかと思っていましたが、失礼しました。

テレビのワイドショー、ニュースメディアを目指し、ガチでネタを厳選していると知り、反省。

バズを生むために最も考えなければならないこととは?

Group Of Multi-Ethnic People In A Connection Themed Picture With Speech Bubbles With Social Networking Themed Words.

まとめ職人のnarumiさんが超絶参考になることをさらっと簡単に答えてくれました。てかこれすごいです。

narumi
・バズらせるために手を抜かない
・Facebookのデバッグツールをフル活用する
  • タイトルは何行になるの?
  • アイキャッチはどう見えている?
  • キーワードはどの位置に来ている?
  • 文字と写真のバランスは調和しているか?

これらを必ずチェックし、ちゃんと目を留めてクリックしてくれると判断しない限りは何度でもやり直す。


すごい!

まとめ職人の名に相応しい芸当。まさに職人芸。普通ここまでやりませんよね。てかこんな話はじめて聞きました。やっぱりすごい人は、すごいことをやってるんです。

まだまだ質問はたくさんあったのですが、文字数がえらいことになってきたので、次が最後のご紹介です。

今後サバイブするにあたり、何が生死を分けるか?

ブームにより、ひしめき合っているバイラルメディア。すでに生き残りをかけた戦いは始まっているようです。

Amp.
・オリジナル力の維持できるか
・当初のイズムを継承し続けられるか
BUZZ
・メディアを継続させるための社内政治力
・潰し合いで生き残る切り口
・筋肉
narumi
・読者と情報をつなげるという信念
・作業となってはならない
Spotlight

・編集力、これが真理

異なる答えが!と一瞬思ったのですが、いやいやよく考えてみればどれも同じ。結局は立ち上げ当初の理念を維持し、ビジョンを見続けられるかということ。

バズらせることだけを考えていては、結局一過性のメディアとして廃れるだけ。それではやる意味がない。今だけ気持ちよければいいとか言ってる人は1人もいませんでした。

バイラルメディアを誤解してました。すみませんでした。

この日のために新品履いて来たという青木さん。そういうの大事。

この日のために新品履いて来たという青木さん。そういうの大事。

今回のイベント。参加するまでは正直なめてました。流行りのメディアを運用するリア充の方々はどんな感じなのかなーとか、少し軽い気持ちで…。イケイケでやってんだろうなぁとか思ってました。ほんとすみません!

みなさん、ガチで真剣にメディアを運用されてました。もうね、ワイドショーの立ち位置まで、ニュースメディアとして確立すると公言する姿は、正直かっこよかった。むしろ感動しちゃって俺もバイラルメディアやりたいと思うほどに羨ましかった!

イベント後の名刺交換で、取材OKのお返事まで頂きました。もちろん近日中に取材にお伺いし、さらに掘り下げたレポートをお届けしますので、チャンネルURLはそのままでお待ちくださいね。

ご存知、ゆうせいでした。