社畜・労働者応援メディア「ハードワーカーズ大忘年会」が最高に楽しかった

ども、ゆうせいです。矢面、当事者意識、マイボールでお馴染み、社畜、労働者応援メディア「THE HARDWORKERS」(ハードワーカーズ)の大忘年会に参加してきました。

【お知らせ】ザ・ハードワーカーズ大忘年会 12月7日(日)朝8時から開催決定! – AOLニュース

日曜の朝8時から開催と言っている時点で尖りまくってるわけですが、中身もやっぱり尖ってました。

日曜8時って誰が来るんだよと思っていましたが、それは杞憂でした。参加者は時間前にほとんど揃っていて、5分前に到着した自分が恥ずかしくなるほどの集合率でした。

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会場は窓の無い閉鎖的とも言える空間でしたが、時間を意識させない心遣いと受け取りました。

まずはじめにハードワーカーズ編集長・恩納さんより、本日の忘年会についての説明となるはずでしたが、さすが編集長、仕事が詰まっていて先にしばしご歓談という流れ。最高です。

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準備が整ったところで、ビューティフル・社畜・コンサルタントの中川淳一郎さんによる、乾杯の挨拶ならぬ、シュプレヒコールです。

掛け声はもちろん、

「行くぜ!日付変更線の向こうへ」

です。

繰り返しますが、朝の8時です。でも、全員が絶叫レベルのコールで乾杯。最高です。

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続いて、博報堂ケトル共同CEOの嶋浩一郎さんと中川さんによるトークセッション、「プロフェッショナル 〜社畜の流儀〜」がスタート。

社畜のみんなが見習うべきこと

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嶋:「ソチ五輪のときに、5つの輪のうち1つが点灯しなかったトラブルがありましたよね。実は前日、アイルランド人の技術者が誤って落としてしまったらしんです。点灯しないって分かってたんです。でも、大会の実行委員長が怒られるのを恐れて言わなかった。これはいけないですね。サラリーマンの報告はダメなことからが鉄則ですからね。」

中川:「そうですね。嶋さんなんて毎朝怒られてましたもんね。バカだの何だのめちゃくちゃに。ただ、嶋さんのすごいところは、人間の怒りは20分以上続かないってことをちゃんと理解している。とにかく20分耐えぬくって姿勢ですよ。」

嶋:「そうですね。この20分を耐えぬくことができれば、毎日は相当ドリーミィになります。」

中川:「お客さんのところにクレームかなんかで怒られに行っても同じ。とにかく20分耐えぬく。そうすれば、だから一緒に頑張って行きたいんだよぉって言い出しますから。20分なんて、1日のうちの1/72でしかない。そのくらいは使っていい。」

会場は爆笑と感心の嵐。俺も心に刻みました。ミスをやらかしたらとにかく20分耐えればいいんだと。

さらに、世間では社畜がバカにされているが、社畜になった方が出世できるとも語ってくれました。特にビールを飲むことが大事だと。

ただ、世の中にはお酒が飲めない人もいますよね?そんな人はどうすればいいのでしょうか?それについてもきっちり語ってくれました。

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恩納:「酒が飲めなくても、誘われたら行く。そして笑顔で “なるほどですね” と言う。そして飲んでる雰囲気を出すことが大切ですね。」(※恩納さんはお酒が飲めない)

中川:「俺の知ってる人にこんな人がいてね。とにかくウーロンハイをガバガバ飲むわけ。お酒強いですねって言うと、ええまあみたいなこと言って。で、あとから聞いたらそれが全部ウーロン茶で、ちゃんと店員に根回しして、自分のところに持ってくるときはウーロンハイって言ってくれって。」

嶋:「これはすばらしい根回し。社畜の鑑ですね。」

中川:「そう!ちゃんと根回しして、酒にきちんと付きっていますよって雰囲気を出してくれるわけですよ!」

この話がすごいのは、「あいつ、酒飲んでるフリして全く飲んでない」とかいう話じゃなくて、自分のためにちゃんと店側に根回しして、酒につき合う姿勢を演出してくれていると感謝しているところ。

良くある、「俺の酒が飲めねぇのか」っていうレベルの低い話じゃなくて、お互いを思い合う社畜の魂に震えた。

社畜オブザイヤー

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続いて、「HARDWORKERS OF THE YEAR 2014 発表 ~今年もっとも働いた人たちを『ハードワーカーズ』が称える~」の段へ。

いろんな社畜が表彰されたわけですが、個人的に1番だと思ったのが、

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「すき家のワンオペ」

中川:「こいつは本当に偉い。よく一人でやったよ。何よりすごいのは、次の日にちゃんと店が営業してるってことですよ。」

嶋:「そう。あと尊敬するのは一人でやってる居酒屋なのにメニューが100種類とかある店。店主がクリエイティブ。社畜のクリエイティビティですよ。」

会場は爆笑。

ここで尊敬したいところは、すき家のワンオペの話になった時って、すき家批判から入るのが普通というかよくある話なのに、まず一人で頑張った社畜の労いから入る姿勢。

中川さんは言葉が尖っているから、世間では誤解されているかもしれないけど、こんな考え方ができる人を心から尊敬します。

もちろんすごくカットしました

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今回のイベント。もちろんですが、ものすごく内容をカットしてレポートしています。言えることと言えないこと。あと、会場でしか味わえないこと。これは、日曜の朝8時から参加したハードワーカーだけが得られる特権だからってこともあります。

飲み会の延長で朝まで飲んだ経験はありますが、完全に朝から飲んだのはこれが初めて。そんな雰囲気の中、お互いの社畜パルスを共鳴させたこの大忘年会、まさしく今年1番楽しかった飲み会と言えます。

中川さんに関しては、イベント終了後そのまま資料作りからのセミナー登壇という、見習うことしかできない姿勢、社畜の生き様を背中で語りながら仕事に向かわれました。

社畜という言葉、今は完全にネガティブワードになっていますが、これをポジティブワードにするというお言葉を胸に、自分もハードワーカーとして邁進していこう。そう思った冬でした。

それではまた。
ご存知、ゆうせいでした。

THE HARDWORKERS(ハードワーカーズ) – 残業応援系バイラルメディア