2015.04.15
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ビットエーブログ編集部
アドテクってつまり何だ?業界のスゴイ人にド素人が突撃訪問して覚醒した話
ども。Web業界に居ながらWebに染まれない男、やなぎさわです。いきなりですが、Web業界って、どうしてこんなに専門用語が多いのでしょうか?SEOにCVNにAPIとかSPIとか…?
もう日本語さえアレな自分なのに、略語だらけの専門用語、ほんとにかんべんして欲しいんです。
で、なんとかしなきゃ!というわけで。。今回は特に専門用語と略語が飛び交いまくっていると噂のアドテク業界に飛び込んでみました。
教えて!スゴイ人!
アドテクのイケイケ企業オムニバスで現れたと思ったら消えた社長
はい。というわけでやってきたのはアドテク界でグイグイの株式会社オムニバス。
「DSP」ってものをやってるらしいのですが、ディスプレイなら自分も毎日使っているので、正直今回は楽な戦いになりそうです。
さすがグイグイ。オフィスもおしゃれ。
とか余裕ぶっこいてたら、
社長の山本さんが出てきてくれました。
が、
「本日はよろしくお願いします。」と言った瞬間、
「ま、詳しい話は鎌田から聞いてよ。」
とか言って、出て行っちゃいました。
なるほど。これがアドテク流か。
ま、こちらとしては専門用語の解説さえ聞ければ特に文句もありません。さぁ!どんとこいや!
そしてはじまる!今更聞けない…どころか初耳単語のフルコース
さて、今日はアドテクってなんだろう?て話でしたね。すんませんね。社長いなくなっちゃいましたけど僕から色々お伝えしていきますね。
なんか今回は、データ&テクノロジー部のプロダクトマネージャーである鎌田さんが説明してくれるみたいです。ぶっちゃけ何が分かってないのか分かってない状態ですが、せっかくなのでメモと耳と真顔を準備してスタンバイしてレディしておきます。
まず、DSPについてですが、その名の通りDemand Side Platformですね。広告配信を行う側がより効率的に複数のメディアにまたがった広告を管理できるように生まれたツールなんですが、これ単体だとSSP上のどの媒体のどんなユーザーがより自社にとって有益なのか分かりにくかったんですね。
で、せっかく複数媒体から色んなユーザーを呼び込んでるんだから、そこからユーザーの属性や特質を把握 ⇒ より効果的な広告管理ができないか?と生まれたのがDMP、Data Manegement Platformなわけです。
オムニバスが提供しているメインツール(Pandora)も、このDMPにあたります。これはDSPで集まった顧客データを解析することで、様々なデータの可視化と出稿条件付け、条件ごとのCVRなどがカンタンに確認できるツールなんですよ。
例えばAd NetworkやAd Exchange上から配信可能な媒体にSSPから広告を配信し、その配信先に存在するカテゴリやタグ、検索語句などの情報からDMP側でユーザーのインタレストを統計分析。配信条件として使えるようになっているんです。
で、さらに各媒体上でのアクションをユーザーインタレスト×CV単位でグラフ表示すると…ほら。ユーザーの嗜好と次なるグロースプランが見えてくるわけです。
元々膨大な数値データからデータアナリストなどが分解・分析するしかなかったこの種のメディアをまたがったデータの集積とビジュアライズ化、それによって起こるよりユーザーにマッチした配信の効率化が従来の………
………
……
…
・・・・・・うぅぅ・・・うぁおあ
あああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!
なるほど。つまり、これまで自ドメイン配下のコンテンツの行動導線、あるいは検索文言などからしか推察するしかなかったユーザーの興味領域、つまりインタレストに関する情報を、広告配信先のトラフィックからも取得し、かつそれをGUIで分かりやすく把握できるよう加工することでDSP利用者である配信側の効率的な広告戦略を後押しするためにDMPは生まれた。というわけですね。こういったオーディエンスデータを非専門家が積極的に活かすことができれば、ARPUからユーザーとのタッチポイントをさかのぼり、よりエンゲージメントを増やしつつブランドリフトしていくことが可能になっていくと。そういうことですね!!?
「な!!!」
「お、おぅ……」
さいごに
いやー、アドテクがバッチリ理解できました!
結局インタビューの最中全く現れなかった社長も、帰り際には僕を引き止めたがってくれましたからね!いい感じにアドテクをマスターしたんじゃないでしょうか?
今後は動画を中心としたDSPの拡大と、DMP Pandoraの拡販、そしてDSP運用代行を行うトレーディングデスクなどの分野でもっともっと加速していくというオムニバスさん!
ご鞭撻、本当にありがとうございました!
じゃ、今夜もいい夢見ろよ!やなぎさわでした。
お世話なりました
株式会社オムニバス