ども、メディアチームのゆうせいです。普段は経済誌なんてまず読まない私ですが、今週の週刊ダイヤモンドは思わず買ってしまいました。
だって特集が、
“オジサン世代に増殖中!職場の「お荷物」社員”
ですよ?
週刊ダイヤモンドの読者ってオジサン世代じゃないのか?
そんなメイン読者を煽るというか、心をえぐるような特集をよくぞ組んで大丈夫なのか!?
もう私には、それを買う以外の選択肢はありませんでした。
お前もお荷物社員にしてやろうか?
週刊ダイヤモンドってこんなに面白かったの?と思うほどに、いろいろと言いたい放題な感じです。
「自分はお荷物社員になんてなりませんよー」とか平面(へいづら:平気な面)こいてる読者に、お前も例外では無いと、痛い事実を突きつけてきます。
特にぶっ込んでたのが、40代半ば〜後半に向けてのひとこと。
「ダブつくバブル世代」
腹の肉のことかぁー!と突っ込みたくなりますが、従業員1000人以上の企業の年齢構成を見ると、現在このバブル世代が1番多いとのこと。
当然競争も激しくなり、あとどのくらい出世できるかも見えてきちゃうわけです。ここで踏ん張れないと、やる気のない50代となり、そのままお荷物社員になるという見解。
せ、正論。正論すぎて何も言えねぇ。
他にも、「やる気失う50代前半」だの「逃げ切り狙う50代後半」と、図解もあわせてこのあとどんな困難とリスクが待っているのかを解説してくれてます。
これ読んでおくだけで、今後の自分に起こりうる未来が推察できる素晴らしい内容。全国のオジサンにも刮目して欲しいです。
7つに分類できる働かないオジサン
上記の困難、リスクに屈した者共の末路?として、働かないオジサンと化すとどうなるのかを7つに分類してくれてます。
気になるその7つとは、
- のれんに腕押し「無気力タイプ」
- 上から目線「批評家タイプ」
- 仕事するふり上手「お気楽タイプ」
- オレに任せろ「勘違いタイプ」
- 気づかれない「存在感ゼロタイプ」
- 実は丸投げ「権限委譲タイプ」
- 毎日ため息「嘆き愚痴タイプ」
となってます。
もうね、あるあるでいるいるで「まさにお荷物」って感じ。
かつてはモーレツ社員を夢見て、また実践してきたはずが、いつの間にか「お荷物」になってしまう。そのいつの間にかを紐解きながら、処方箋としての対処法も秀逸すぎる。
全部を書くわけにはいかないので(怒られちゃう)、一部をさらっと紹介します。
のれんに腕押し無気力タイプの場合
このタイプは、書類の確認をお願いしても後回し、意見を求めてもそっけない返事。まさに無気力。今さら頑張ってもどうせ出世できないとあきらめ、あとはもうできるだけ何もやらずに過ごしたいってオジサン。
成功もしなければ、失敗もしない。だから上に行くこともなければ、下に行くこともない。だからこそ非常に厄介なタイプと言えますね。
でも、こんなオジサンにも対処法があります。
それは、
- そもそも元から無気力野郎だったのかどうかを調べる
- その昔、モーレツ社員だった当時を思い出させてやる気を引き出す
というもの。
このタイプの注意点として、そもそも最初から無気力であった場合はどうしようもないってこと。年功序列で出世できる時代もありましたから、無気力でも長く勤めればある程度の出世はできます。
なので、そういう場合は半分無視してさくっと上に行くしかない。
また、かつてはモーレツ社員の場合は、ポテンシャルはあるってことなので、うまいことやる気を引き出すことで改善が見られるかもしれないということ。
そもそも無気力になった原因が何かを探ることができれば、あとはどうにかなるってことですね。
他にも、批評家タイプのあしらい方、お気楽タイプの対応、勘違いタイプの操り方などなど、これは新入社員研修に導入すべきレベルですよ。
使えない上司のおかげで何人優秀な人材が辞めていったと思っているんだ!と言いたくなりますね。(実際のところは知らないですけど)
もうやめてあげて過ぎる「お荷物社員取扱説明書」
書ききれないほどまだまだお荷物社員についての情報であふれている紙面ですが、最後にこれをご紹介しておきます。
その名も、
「お荷物」社員の取扱説明書
物じゃないぞと突っ込みたくなりますが、「お荷物」の名の通り、物として扱われています。
一部紹介すると、
- 「まだ終わらないんですか」と聞いてはいけない
- 「忘れちゃったんですか」と言ってはいけない
- 文字の大きさは12ポイント以上にしてあげる
などなど。
もうね、そのくらいにしてあげて!
なんか自分がそうなった時を考えると辛すぎる。やめて!って言いたくなる。
勘弁してやってつかぁさい…
許してやってくんちぇえ…
さいごに
とまあ、久しぶりに目にした経済誌には、心が掻きむしられるような内容がこれでもかと書かれていました。
悲しいけどこれ現実なのよねと受け止め、若者もオジサンも、そしてシニアの方も、今自分にできる対応策は何なのか、まだ間に合うよね?これからだよね?を糧に頑張るしかねぇなと思った特集であり、週刊ダイヤモンド読んで仕事してる気になってるんじゃないよ!と、読者の中に含まれているかもしれないお荷物社員に苦言を呈する姿勢に、ほんと脱帽でした。
まだ間に合うかもしれませんので、是非コンビニ、書店にお急ぎください。(1円ももらってない)
ご存知、ゆうせいでした。
参考:週刊ダイヤモンド8/2号