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あのユニクロもチャットボットを導入。コンシェルジュbot “UNIQLO IQ” 早速使ってみた

最近、急激にいろいろな企業がチャットボットを導入を始めています。

そんな中、なんとあのユニクロが海外でチャットボットの運用を始めているという情報が!

UNIQLO IQ”という名のコンシェルジュサービスで、近々日本でも導入されてくる模様。

ってことで日本に来る前に、現状この“UNIQLO IQ”が何ができるのか?どこまでやれるのか?実際に試してみました。

UNIQLO IQって何ができるの?

UNIQLO IQが現状できることをザックリ説明すると、

  • 商品の提案
  • 店舗情報や店舗在庫の確認

というような具合です。

「○○みたいな服欲しいんだけど」的な発話をすると、UNIQLO IQがその言語を分析し、ユーザーの意図を理解。そこに対して、ぴったりな商品を提案する。ということで、話しかけやすい&店舗商品を知り尽くしているショップ店員という感じでしょうか?

現在は、Facebook Messangerでのみ利用できるようになっていて、今のところ英語での対応のみ。扱っている情報もアメリカのユニクロの情報に限るみたいです。

まだまだ発展途上な気もしますが、これだけできればまあ便利。

あとは、これがどれだけ的確にユーザーニーズに応えられるかが注目ポイントです。

てことで早速試してみます。

正直まだまだなところもあるけど、使い勝手はなかなか

まずは商品検索を試してみます。

男物でコットン100%のシャツを探すことにします。

ちゃんと言葉を理解し、複数Tシャツを提案してくれました。ここから好きなのを選択して、サイズ、色を選べるみたいです。商品名が分からなくてもキーワードから希望の商品にたどり着けるところがチャットボットならではです。

ここで、少し難易度高めの実験をしてみます。
ユーザーのニーズに完全にマッチした商品がなかったらどうなるのか、気になったので調べてみました。

女性物のチノパンツがあるかどうか訪ねると、残念ながら無いようです。しかし、IQは代替商品の提案をしてくれました。素晴らしい。

次はもっと抽象度を上げてみます。
アウトドアで使える服といった具合に、ざっくりとした要求をしてみました。結果返ってきたのが以下。

この辺の抽象度でもいい感じに対応できるみたいです。

最後はもうちょっと抽象度をあげて、2017年トレンドのアイテムを調べてみましょう。

残念。まだそこまでのざっくりした要望の理解ははできないみたいです。

一方で絵文字には対応できるのだそう。欲しいアイテムを絵文字から検索できるのも面白いですね。(どこで使うのかは疑問ですが)

アイテムが一通り見つけられたら、商品をオンラインストアで購入するか、最寄りの店舗で在庫を調べるかを選べるようになっています。

UNIQLO IQはユニクロのアメリカ版ウェブサイトと連携しているんですが、後々日本でリリースされれば、ユニクロの公式アプリとの連携があるのかもしれません。

UNIQLO IQ vs UNIQLO店員

現在ユニクロと同じファストリテーリング系列のGUでは無人レジが次々導入されていて、レジスタッフの業務を機械が代替している現状があります。

機械による効率化が進んでいる現状から推測すると、今回のUNIQLO IQが接客の一部を代替してしまうなんて未来もあながちバカバカしい話ではないのかもしれません。

現状の機能だけだとまだまだという感じですが、以下のようなことができれば、もっとボットに任せられる部分も増えそうな気もしています。

  • コーディネートも含めた提案
  • マップを利用した店内のご案内
  • お客様一人一人のニーズを学習した上でのOne to One マーケティング

今後ここまでできるようになっていくと、現在の店員の仕事領域が少しかわっていく可能性も十分に考えられます。

AIが人間の作業を代替する。というとネガティブに捉える人も少なくないですが、それは少子高齢化時代にとって有用なモデルケースになるのかもしれないですね。

一方で、接客時の笑顔だったり、声を出して商品を売り込んでいったり、AIには絶対に取って代わられないようなご案内、接客も必要なのは間違いないところ。

人ができるところは人がやって、AIに任せられるところは任せてしまおうっていう理想的な形を目指せるといいですね。

チャットボットが買い物体験を変える??

UNIQLO IQはまだまだ発展段階とはいえ、今後日本で導入されていけば大きな波を起こしそう。こうしたチャットボットがアパレルを含め多くの小売業の中で活躍していく未来はすぐそこまで来ているように感じます。

私たちの買い物体験を今後大きく変化させていく、チャットボットはその中心的な役割を果たしてくれそうです。

チャットボットとの会話だけで買い物が済んでしまう……なんていうのが当たり前な世界ももう近いかもしれません。今後の発展に注目しましょう!

田村 宣太 by
幼少期から海外を渡り歩き、様々な文化に触れ合いながら育つ。その中で『価値のあるものを、ちゃんと届ける』ことに興味を持ち、マーケティングの道へ。 口癖は「うぇい」