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AI技術でゴミ排出量を削減。『Sadako』はスペイン生まれのゴミ分別ロボット

突然ですが、みなさんはSadakoと聞いてなにを思い浮かべますか?

僕は髪の長い怖い女性を思い浮かべました。というかほとんどの方はそうですよね。

余計な話はこれくらいに、スペインでSadako Technologiesという企業がAIを使ったゴミの分別ロボットを開発したという情報をキャッチしました。

どういうことですかね。見ていきましょう。

テレビから出てこない。むしろテレビを分別する側に回りそうな勢いのSadako

冒頭で書かせていただいたように、Sadako Technologiesではゴミを自動で分別するAI搭載ロボを設計開発しています。

環境白書によると,世界のゴミの量は2010年の時点で年間100億トン以上あり、年々増え続けているそう。

この問題にテクノロジーで立ち向かおうとしているのがSadako Technologyです。Sadakoという名前は、広島での原爆投下で生き残った佐々木禎子さんに由来しているそう。

社会問題に向き合う企業の価値観の象徴としてのSadako。こういった社会問題に使われているところを見ると、改めてAIの可能性を感じますよね(安直にホラー映画と結びつけてゴメンナサイ。)

百聞は一見にしかず。実際の働きぶりがこちら

見てみない分には、イメージが湧きにくいですよね。こちらの動画がSadakoの分別ロボです。

普通は捨てられてしまうけどリサイクル対象になるゴミだけをピックアップして、排出されるゴミの量を削減する働きをしています。

全てをとりきれてはいないものの、きっちりペットボトルだけを回収している様子が見て取れます。

画像認識による物体検出や、どのようにアームを動かせば対象を掴めるか……というところにAIを使用しているそう。

これからもっと精度が向上していくわけなので、細かい部分はいずれ改善していくとして、なかなかなポテンシャルを感じます・・・!

現状の性能をまとめると、

  • ペットボトル、ポリ袋、レンガ,缶に対応可能
  • 1分間に20のゴミをピック
  • 1台で年間200トンのゴミがリサイクル

といった感じ。

動画を見てもわかるように、動きとしては工場の生産ラインで使われるAIロボットといった印象です。

今は工場の中である程度決まった環境下に対して作業を行なっていますが、それこそテクノロジーが進化していけば、工場ではない一般のゴミ収集所や、花火大会、BBQ会場の後片付けなんてのにも使えそうですよね。

AIは問題解決の切り札になれるのか。

現状は人がやるより遅いしな……ってな印象を正直受けなくもないですがSadakoを開発している企業の他のロボットをみるとなかなかなインパクトがあります。

日本でも労働力不足が深刻化するなんて話がありますが、人が作業するのが難しい環境での労働にAI搭載ロボが導入されれば人手を他に回せますよね。

それに、人件費のせいでビジネスにならなかったものがビジネスになる可能性もあるわけです。

社会問題を解決するには時間がかかりそうですが、希望を与えてくれるのは確か。

最新テクノロジーを使って、ゴミ問題解決に一石を投じたSadako Technologiesを応援していきたいです。

小出 拓也 by
イギリスでの大学生活を経て、日本へ。最新テクノロジーを取り入れた生活にとにかくはまっている。日本語でも英語でも滑舌はよくないが、気合いで乗りきるタイプ。