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長岡花火がスマホアプリに?地方の魅力を伝えるために長岡市が選んだ『アプリ化』という施策_[PR]

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そろそろ花火大会の季節ですね。

花火が好きな人なら、新潟県長岡市の「長岡花火」を楽しみにしている方も多いのではないのでしょうか。

長岡花火:日本三大花火大会のひとつ。8/2, 8/3の夕方から信濃川河川敷にて開催される

そんな長岡花火ですが、なんとフラー株式会社のアプリ開発支援サービスを使って花火に関連する情報を集約したスマホアプリとしてリリースされたんだそう。自治体がテクノロジーと組み合わせて、施策を打つのはずいぶんと珍しいケースな気もします。


長岡花火アプリのコンテンツ

そもそもなんでアプリを作ったの? アプリにするとどんな効果があるの?

などなど、長岡花火のアプリの仕掛け役、長岡花火財団の永井さんと、アプリ制作を担当されたフラー株式会社の新潟拠点代表の坂詰さんにいろいろ聞いてきました。

地方 × アプリ。そこにはすんごいポテンシャルがありました。

>> iOS版長岡まつりアプリ
>> Android版長岡まつりアプリ

永井 英雄: 一般財団法人 長岡花火財団 事業推進課長。長岡花火のアプリ化プロジェクトの担当で、生まれも育ちも長岡の生粋の長岡人。

坂詰 将也: フラー株式会社 新潟拠点代表。長岡花火アプリ化プロジェクトのフラー側の担当。生まれは長岡ということで、長岡花火にも大きな思い入れがある。

花火に関する情報をアプリでまとめるという新しい試み

―率直に、なんでアプリ化しようと思ったんですか?

―永井
正直に言えば、フラーの社長に熱く営業されたからという回答になるんですが(笑)

長岡花火自体は有名ですが、他にも長岡にはいろんな魅力があるんです。そこをPRする方法として、直感的にアプリはいいんじゃないかな、と思いました。

アプリとPR。あんまり結びつかない気もしてしまいます。それだけならwebでやってもいいんじゃないか? なんて思ってしまうところですが……。

―永井
まさしく、そういう声も中では上がっていたんですが、そこはwebにはないアプリのよさを、フラーの方と一緒になって上層部にプレゼンしていったんです。

―坂詰
やっぱり、webとアプリだと大きな違いがあるんですよね。ブラウザアプリとスマホアプリを比べると、使用頻度は15:85ぐらい。

リピート率も全然違うんです。

スマホのいつもの使用状況を思い返してみても、確かにアプリの方を多く使ってますよね。それに長岡花火のブランドがあれば、長岡花火の開催中は、アプリが使われそうな気もします。ただ、その他のときにはあまり使われるイメージがないのも正直なところ。

んー、まだあんまりピンときていません……。

2日で120万PV!? 長岡花火というキラーコンテンツをどう活かすか

―今入ってるコンテンツってどういったものなんですか? 長岡花火までにはまだ時間がありますよね?

―永井
長岡花火のついての情報や花火の写真など、長岡花火のことをより楽しみにしてもらえるようなコンテンツがメインではあるんですが、花火以外の長岡の魅力を伝えられるようなコンテンツも配信しています。

そこはフラーさんにも協力していただいて、どんなコンテンツを出していくのか?というところから協議させていただきました。

―坂詰
長岡花火のwebサイトって、1年で400万ぐらいのアクセスがあるんですが、花火開催期間の2日で120万PVぐらいを占めているんですね。

さきほど永井さんもおっしゃってましたが、それだけのキラーコンテンツがあるのに、他の長岡の魅力ってなかなか伝えられていないのが現状です。

そこで、長岡花火というキラーコンテンツを軸に、他の長岡の魅力を伝えられるのではないかと考えたんです。そしてそれがアプリであれば、できると感じました。


長岡の魅力を伝えるコンテンツ。確かにこのアプリがなければ接する機会がないかも

長岡って実は、酒蔵の数が京都についで2位なんだそう。僕も聞いて驚きましたが、意外に思われた方も多いんじゃないでしょうか。

そういった地方の魅力は、その地方ごとにあるとは思うんですが、知ってもらわないことには、せっかくのその資産も生きてこないですしね……。

―永井
正直アプリにするのを迷ったこともありました。だって長岡花火は365日の中の2日ですからね。

内部からも「その2日のためにやるの……?」みたいな声もあったりもして。

ただ、坂詰さんと相談していく中で、長岡花火のアプリからその他の長岡の魅力を伝えられるチャンスがあると改めて感じたんです。

現在はチケット情報を確認するためにアプリを立ち上げるユーザーが多いそうですが、そのときに「あ、長岡にはこんな名産もあるんだ」なんて思った人もいそうです。

ちょっとしたことなんですが、知ったことで「ちょっと帰りに寄ってみようかな」「前泊して観光してみよう」「花火以外でも長岡に行ってみよう」なんて思うこともありそうですよね。

なるほどなるほど、いろいろ聞くと納得という感じです。

アプリだからこそできるプッシュ通知の無限の可能性

―長岡花火に向けて、アプリでやっていきたいことってありますか?

―永井
やっぱりプッシュ通知の活用ですね。いろいろな使い方があるとは思うんですが、マナー啓発だとか、安全性の確保の観点で使えると思っています。

プッシュ通知とマナー啓発……? あんまり結びつかないふたつですが、聞いてみるとなるほど、という感じ。

以前の長岡花火で、来場者が帰る時間と人身事故が被ってしまい、すごい渋滞ができてしまったことがあったんだとか。そういった情報って自分から取得しに行かないと得にくいんですよね。

そういったときの情報や、イベントに関連して発生する交通規制などの情報をプッシュ通知をうまく使うことで、必要な情報が必要な人に届けられる。考えてみると、納得なのですが、イベントとプッシュ通知の相性ってものすごく良さそうですね。

―坂詰
コンテンツの方も手をいれていこうと思っています。

長岡花火が近くなったら、コンテンツを花火用に刷新したいと思っています。そういったところに柔軟に対応できるのもアプリならでは。

あとはアンケート機能をつけるので、アプリから直接ユーザーの声を聞いたりすることも考えています。ユーザーとのコミュニケーションする場所を設けたからこそできることですよね。

今までのやり方にとらわれず、新しいことにチャレンジしていくということ

「アプリにするっていっても、webでも同じじゃない?」なんて取材の前は正直思っていたところもあったのですが、大間違いでした。

アプリだからこそできることもたくさんありますし、今までの方法ではなく新しいことにチャレンジしたからこそ、見えてくるものもたくさんあるんだな……と改めて勉強させていただきました。

今後、都会が持っている「場所のアドバンテージ」みたいなものはテクノロジーによって少しずつなくなっていくのかもしれません。

思い切って一歩踏み込むことで、地域ならではの資産をもっともっと有効活用できるチャンスがたくさん出てきます。

これからの地方PRの可能性も感じたインタビューでした。

デジマラボ 編集部 by
BITAデジマラボ編集部です。最新Tech界隈の「なんかすごいね」を、『現場の提案』にするための情報をけっこうがんばってお送りします。