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次世代のための「空飛ぶクルマ」プロジェクト。トヨタ出資のスタートアップが狙う2020年聖火点灯

こんにちは。ひろきです。

2020年東京五輪の聖火点灯を空飛ぶクルマで行おう! ということでトヨタグループ15社が、あるスタートアップを支援するというとんでもないリリースが先月中旬に発表され、大きな反響を呼びました。

その開発をおこなっているCARTIVATORが1/1スケール試作のテストフライトを週末に公開したそうです。

次世代のための「空飛ぶクルマ」プロジェクト“CARTIVATOR”

CARTIVATORは業務外有志団体らしく、「モビリティを通じて次世代の人達に夢(=能力の拡張)を提供する」ことをミッションに、毎週末活動を行っているそう。

2012年に発足し、先月の14日にトヨタグループ15社より今後3年間で総額4250万円の支援が決定し、急成長をしています。

今回の支援を受け、2020年東京オリンピック・パラリンピック開会式での「空飛ぶクルマによる聖火点灯」を第一目標としているそう。それを担うのが今回テストフライトが公開された、Skydriveです。今回は無人機での実験だったそうですが、完成形としては、座席1つ、地面と水平方向のプロペラが足元に4つ、さらに車輪が3つついている、長さ×幅×高さが約3×1.5×1mのコンパクトな設計となっています。

飛行速度が100km/h、走行速度が150km/h、飛行の際の高度が約10m(全て目標値)となっており、小さい車体の割にはなかなかの動力を兼ね備えているような設計になる予定。特徴としては、世界最小サイズ、公道からの離陸、そして直感的操縦が可能らしいです。

直感的操縦が何をさすのかはわからなかったんですが、飛行の際も特殊技術は必要ない……って感じですかね。

2023年には一般販売開始というマイルストーン

先週3日に5社のメディアに向けたテストフライトでは数秒間の空中浮遊を披露したそうですが、オリンピックの聖火に届くためにはより長く飛ぶことが必要なので、より安定した設計が必要なんだとか。

来月は“Skydrive for Olympic”モデル設計公開が予定されていますが、どのような進化を遂げるのでしょうか。

CARTIVATORは3年後に聖火点灯した後、2023年にはSkydriveの一般販売開始をマイルストーンとして設定しています。その後2030年には先進国向けモデルの量産、その10年後には新興国向けモデルの量産を開始し、2050年には「誰もがいつでもどこでも飛べる時代」を目指しているそう。

もちろん聖火の点灯は有人機仕様であってほしいですね。あと3年でどこまで進化するのでしょうか。

いやー、未来感がすごい。

日本発技術は聖火を灯せるのか

今や世界中の企業が最初の空飛ぶ自動車や、垂直離陸・着陸可能な自動車の開発に従事しています。

有名どころだと、Uberは2020年までに世界3か所での空飛ぶタクシーのサービスの展開予定を発表しましたし、エアバス社もUrban Air Mobilityという新事業を設立し、開発をスタートしました。

まだまだ実現に向けたハードルは高いようで、各社四苦八苦しているようですが、特に規制当局や一般の人々への安全性の説得の必要性が重視されています。

各国政府は依然としてドローンや無人車に関する法律の作成に取り組んでいるようですし、移動手段としての一般化にはまだ時間がかかりそうなので、今後に期待です。

安全性や技術力のPRの観点ではこの上ない機会のオリンピック開会式。そこで日本発の空飛ぶ車が、聖火台を灯すとなると……ワクワクがとまりませんね。
なんとかやりきってほしいです。

野邊 大樹 by
日本生まれのカンボジア&エチオピア育ち、もちろん英語はビジネスレベルでペラッペラという謎に満ちた人。途中で文転した元ゴリッゴリの理系脳という、このメディアのために産まれてきたかのような男。