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チャットボットマーケティングの最先端?ボットCRM『fanp』で作る新時代のユーザーエンゲージメント

マーケティングの一環としてメルマガやLPを取り入れている企業は多いと思います。

ただクリエイティブを改善してみたり、新しい施策を打ったりしても、開封率やクリック率ってかなり低い……。

もっと効率的にCVRあげられないの? メルマガに変わる新しいマーケティング手法ないの? って思われている方も多いのではないでしょうか。

そこで、従来のマーケティング手法の代替として期待をよせる新しいツール「チャットボットCRM」。(CRM:顧客管理)

どうやら開封率・クリック率・コンバージョン率などなど、メルマガやLPとは比較にならないぐらい高いんだとか。

今回はそんなFacebook MessengerチャットボットCRMの「fanp」と、エンタープライズ版の「fanp Biz」を開発している株式会社ZEALS代表取締役 清水正大さんにお話を聞いてきました。

fanpってなに?

最近盛り上がりを見せているチャットボット。企業とユーザーを繋ぐ新しいチャネルとして注目されはじめていますが、そのチャネルやユーザーを管理・把握できるツールとして生まれたのがチャットボットCRMのfanpです。

fanpとは
Facebook Messengerに特化したボットCRM。ボット形式の会員システムで、メルマガと違ってユーザーはワンタップで登録が完了。企業は登録ユーザーの行動把握、コンテンツ配信、チャット上での双方向コミュニケーションなどを可能にする新しいマーケティングツール。

メッセンジャーから送信したチャットマガジン(※メルマガみたいなもの)の開封率がこんな感じでわかる

どのくらいのユーザーがメッセンジャー上でアクティブになっているか簡単に確認できるダッシュボード

リニューアルから数ヶ月ですが、サービス累計で700社を超えるクライアントを抱え、すでにGIZMODOCAREERHACK毎日新聞社など多数の有名企業に導入されているという実績。

いかに注目されているのかがわかります。

ただ気になるのは、新しいチャネルであるボットでユーザーを管理することで実際どんなメリットがあるの? ってところ。

そのあたり含め、さっそくお話を聞いてみます。

既存のwebマーケティングに代わる新しいチャットボットマーケティング

―ざっくりな質問ですが、チャットボットCRMを使って、どのようなマーケティングができるのでしょうか?

―清水
ボットCRMはチャットボットを通してコンテンツ配信や集客などのマーケティングを可能にします。チャットボットでのコンテンツ配信自体はCRMを使わなくてもできますが、ボットCRMを使えば、ユーザー1人1人の可視化、属性配信、メルマガの代替など、単体でボットを使うよりも効果的にマーケティングを行えます。

従来のマーケティング手法ではメルマガ以外にも、アプリ、SNS(Facebookページなど)が使われていますが、正直その効果ってものすごく低いんですよね。

ということで伺った、現状のマーケティングの課題点をまとめてみるとこんな感じ。

メルマガ

  • 会員登録時の離脱率
  • 一方向のコミュニケーション
  • 低い開封率
アプリ

  • 開発費用が高い
  • 集客コスト大
  • アクティブ率が低い
SNS

  • ユーザー全員にリーチしない
  • ユーザーを把握できない
  • 一方向になりがちなコミュニケーション

ふーむ、まとめてみるとよくわかりますが、現在使われている手法でもこんなに課題があるんですね。

―清水
今一番使われているSNSマーケでも投稿のリーチが平均16%とマーケティングの効果ってかなり低いんですね。
他の手法に関しても、効果はあまりでていないのが現状です。

対して、fanpでは

  • 開封率
  • クリック率
  • リテンション
  • CVR

など、あらゆる点において圧倒的な効果をだしているんです。

fanpでは以下の数値が実績として出ているんだそう。

  • 離脱率:平均7.2%
  • 開封率:平均72%
  • クリック率:12%
  • CVR:平均4.1%

驚異的な数字……! なんとメルマガの15倍の開封率で13倍のアクション率、LPの5倍のCVRに相当するんだとか。

―清水
効果がここまで高いのはチャットUIだからこそです。

メルマガではユーザー情報を得るために登録フォームを通過する必要がありますが、チャットボットならワンタップでMessengerと連携するので登録情報は一切入力する必要はありません。

そしてチャット形式なので一方向コミュニケーションではなく、チャットで簡単なアンケートを行うことで、読者の意向もコンテンツに反映させる、といったこともできます。

企業がユーザーとコミュニケーションしながらマーケティングができるって、fanpはエンゲージメントを高めるための最適なツールになるということですね。

とにかくPVを追い求めて浅く広くやってきた今までとは大きくちがい、バーティカルメディアに代表されるように、「狭く深く」というのを重視するようになってきているのが昨今の流れ。まさにそんな現代にマッチするツールな気がします。

チャットボットCRMでユーザーとパフォーマンスを可視化

―いやー、おもしろいです。そもそも、チャットボットCRMツールを開発するに至った背景ってなんだったんですか?

―清水
単純にチャットボットを導入する上で、顧客管理が非常に重要だと考えていて。

企業はチャットボットを使って何か新しいことをしようと頑張っていると思うのですが、重要なアナリティクス、ユーザー情報の把握やニーズのスコアリングなどが後回しになっている印象があります。

Messengerチャットボット最大のポイントはユーザー情報を取得できることなので、そこをCRMで確実に管理して、ユーザーの把握、パフォーマンスを可視化していくことは、まさにクライアントも求めてきたソリューションなんです。

たしかに、時代の流れとともにメールよりもチャットUIがあたりまえである世代が増えていくなかで、ボットで接点をもっているにも関わらず管理できていないのは非常にもったいないこと。

もちろんすべてのユーザーが使っているわけではないので、ある程度セグメントに縛りはあると思いますが、伸びしろだらけのチャットボットをどのようなユーザーがどうやって使っているかを可視化できるのは価値ですよね。

そういった意味でも、チャットボットとCRMの領域はセットである必要があるんだそう。

―清水
FacebookMessengerに特化してサービス開発をしているのは、CRMのためでもあるんです。

Facebookは登録ユーザーのプロフィール情報などが多い、かつ正確です。一方、その他のプラットフォーム、例えばLINEだと、名前だけとってみても本名を使っていない人が多い印象です。

そして異なるプラットフォームを混同したCRMはそもそも成り立たないと考えています。

情報を比較的正確に取得できるFacebookMessengerでボットCRMを展開しているのは、fanpがリード領域に特化している、というのも理由の1つなんですよね。

さらにMessengerボットはFacebook広告とも連動できるんですが、そもそもユーザーは広告を踏んだ時点では、商材を深く理解していないし、そこまで興味もない、というのが普通。

そこをボットに誘導することで、ユーザーはタップ会話(ボタン選択式)で広告への理解を深めることができます。さらにチャット上で申込可能にすることで、CVRがLPよりも格段に高くなるという仕組み。

いやー、このCVまでのフローはチャットボットならではで、チャットボットと広告の組み合わせは非常におもしろいですね。

fanpは「コミュニケーションを科学する」

―ポテンシャルをひしひしと感じます。清水さんが考えるfanpの今後のビジョンってどういったものなんでしょうか?

―清水
まずfanpを開発しているのは、現状コミュニケーションの領域はデジタル空間がカバーしきれていないという課題感からというのもあります。

デジタルが発達し、手元で何でも買えるし、申し込める時代なのに日本の販売従事者の割合は20年前と全く変わっていません。これは今のインターネットでの体験が、販売員から直接購入する体験を超えられていないからだと考えています。

僕たちはこの販売コミュニケーションをデジタル空間に再現できたときに第三次産業・サービス産業に革命をおこせると信じています。

―清水

より多くのクライアント、ユーザーが簡単に使えるようにタップ会話(ボタン選択式)にしたり、とにかくfanpが多くの人に使われることを意識しています。

多く使われることで大量の提案会話データを蓄積・解析することができます。ただの会話データではなく、リード顧客に対するこの提案会話データを活用した取り組みは、今まで誰もやれていない。だからこそ、「コミュニケーションを科学する」というテーマに最前線で挑んでいる僕らがやっていきたいと思っています。

fanpは単なるチャットボットCRMとしてだけでなく、それによって日本の社会、働き方にも影響を与えていく手段の1つでもあるわけですね。

ZEALSでは、ライトに始められる「fanp」に加えて、しっかり取り組んでいけるエンタープライズ版の「fanpBiz」というツールも提供しています。

fanpBizではFacebook広告とも連携してさらに効果的なマーケティングを実現できるんだとか。

さまざまな可能性をもつチャットボット、そしてそれを管理するボットCRM、最先端のチャットボットマーケティングに関するおもしろいお話を聞くことができました。

清水さん、大変お忙しい中ありがとうございました!

ZEALSは社員を絶賛募集中

ZEALSはfanp、fanpBizを一緒に作ってくれる社員を絶賛募集中だそうです。

興味を持った方は、応募してみては?

河村 健司 by
ライター兼エンジニア。海外でのフロントエンドエンジニア経験を経て、ビットエーへ。主にチャットbot関連の情報を追いつつ、自分で試しつつ、なんなら自分でも組んじゃう。なんてことをやったりする。