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電脳賞(春)ついに決着!AI×競馬予測のプログラミング競技会ファイナルがむかえた衝撃の結末

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3月4日のニコニコ生放送で開幕し、デジマラボでも随時おっかけていたドワンゴ主催『電脳賞(春)』

これが先日ついに決着。 したんですが… プログラミング競技会にも関わらず「プログラム規定:なし」を貫き、最新AIにExcel VBA、MS VBなど 雑多 多種多様なエンジニアが参戦することとなった何かと話題の本大会。

最後の最後まで、まぁ色んな意味で盛り上げてくれました。

最終戦にはなぜかガチプロ集団コーエーテクモゲームスまで参戦。『全12戦を対象とした回収率勝負』として繰り広げられた本戦は結局誰がどう勝ったのか?

以下速報レポとなります。

まずは開幕から最終戦『桜花賞(G1)』まで。電脳賞(春) のこれまでの展開まとめ

ちなみに、とりあえず最終戦直前の戦績は以下のような感じ。

この時点での総合結果を見る限り、開幕直後の3月5日に10万馬券を当てた小学生プログラマーチーム『ニコちゃんAI競馬』の185%という脅威の回収率をどうぶち抜くか?

が優勝に向けた勝負どころとなってる感じ。…で す が。

実はここ(最終戦)に来るまで各チームかなりの熱戦を繰り広げてたりします。以下ちょっと「おおっ」となったハイライトを抜粋して並べてみます。

最終戦までの各チームハイライト

  • [3/4] ⑤【Su/Ji】がVBソフトで他を圧倒。いきなり100%超え
  • [3/5] ③ ニコちゃんAI競馬が10万馬券的中 一躍首位に
  • [3/5] ⑤【Su/Ji】が万馬券を的中。2日連続回収率100%超
  • [3/5] ⑦ ニアークティックが万馬券的中
  • [3/18] ① 蛸坊主が2日連続の回収率100%超を達成
  • [3/19] ④ ふへん者が選択レース傾向を変更 ⇒ 回収率100%超に
  • [3/20] ③ ニコちゃんAI競馬が2度目の万馬券を的中 回収率278%
  • [3/20] ⑧ ワセダパラドックスが3連単パターンで初の万馬券的中
  • [3/20] ⑦ ニアークティックが回収率200%超
  • [3/26] ⑧ ワセダパラドックス2度目の万馬券的中
  • [4/1] ③ ニコちゃんAI競馬が再度万馬券を的中。回収率181.9%
  • [4/1] ⑥ CHANCEが第2回競技会初のパーフェクト的中を達成
  • [4/2] ⑥ CHANCEが開幕からの連続的中記録を11日に更新

>>チーム一覧はこちら

今更ながら改めて言いますが、「データからの予測」って当たるもんなんですね。ほんと。

序盤から高配当馬券の的中を重ね、回収率で圧倒的な強さを見せるC#ベースの『ニコちゃんAI競馬』。連続的中11日(つまりここまで全予想を外した日が存在しない)というTensorFlowベースの『CHANCE』

そしてAI組に続け!と、回収率で2番手に食い込んできたMS-ACCESSベースの『蛸坊主』に、初日に穴馬的中で魅せてくれたプログラミング未経験者『【Su/Ji】』のVBソフト などなど。

もはやカオスすぎてどっからどう突っ込んだらいいのかわからない大会でしたが、それもいよいよファイナルなわけです。

僥倖?想定外?雨&重馬場のファイナル『桜花賞(G1)』がついに開幕


©JRA

まるで狙ったかのように4月9日(日)の最終戦、阪神競馬場は雨。

しかもレース開催直前に3番のサロニカが出走取り消し…という、どう考えても「荒れる」見通しとなった『桜花賞(G1)』。

あくまで過去のデータから予測を行う各ツールにとって、こういった「いつもと違うシチュエーション」は本来であればかなりの難問。直前までチューニングを重ねるチームもあり、会場はちょっとヒリついたムードになってました。


開幕直前の電脳賞収録会場。なんとなーくピリピリしたムード(多分)

演者の皆さんも初戦よりピリッとした感じに。
※左から八木たかおさん、池澤あやかさん、天童なこさん、サラブレ編集部長岡伸治さん

注目の『ニコちゃんAI競馬』チームは前半の速度と順位を関係値として重み付け基準とし、6頭ボックス買い(3連複)での高配当狙い。


2番手『蛸坊主』チームは単勝中心の買いでピンポイント勝負に。


そして11日連続的中(直前では5レースパーフェクト的中)を成し遂げている『CHANCE』はこれまでの ”堅く勝つ” 買い方アルゴリズムを変更。穴馬を取りに行くアルゴリズムで勝負に出る…!と。


初戦で一気に万馬券を獲った『【Su/Ji】』も、最終戦に合わせロジックを調整。

これまで最下位をひた走ることになってしまっていた『W.A.R.S. (ウォーズ)』とともに、勝負をかけた穴狙い予測に注目が集まりました。

緊急参戦のコーエーテクモゲームスはまさかの『3連単1点買い』で勝負

初戦終了後に唐突な参戦を発表したコーエーテクモゲームス。

予告どおり『Winning Post スタリオン』の予測エンジンを引っさげ、なんと実際のレースを想定したガチのシミュレーション動画を公開してくれました。

実際の電脳賞最終戦で見せていただいたシミュレーション動画は現在ニコ生からしか観られないんですが、Winning Post 8 2017 PS4版でのシミュレーション動画が公式で公開されてましたのでひとまずこちらご覧いただければ。

うーん資本力ぅ。。。

シミュレーション結果に絶対の自信を持つコーエーテクモゲームス。

なんと『3連単1点買い』で勝負に出てきました。

そのあまりにも大胆不敵な買い方に会場が一瞬どよめき、シミュレーション動画公開後にはなぜか謎の拍手さえ起こっていました。

出走開始!…が、予想以上の大荒れ展開!まさかのダークホースが9万馬券的中!で優勝は…?

結果、実際の桜花賞のレース結果はこんな感じ。


©サラブレ

大荒れも大荒れ。

1番人気のソウルスターリングの奮闘3位、3番人気のリスグラシューが2位とまではまぁ予測できたとして、8番人気でオッズ40.8倍のレーヌミノルがまさかのG1初勝利。

あまりの予想外展開っぷりに、収録会場もニコ生コメント欄も一瞬無言になってました。

「え?これ誰か当てた?」
「まさかの全員はずれ…?」
「いや、無理っしょこんなん」

やっべ。生放送どうすんのこれ?……みたいな空気に一瞬なりかけましたが、そこはさすが電脳賞。いましたよ。的中を出したチームが。

なんと連続的中を繰り返していた『CHANCE』と、これまで完全にノーマークだった最下位『W.A.R.S.』がこの難レースを見事的中。

『CHANCE』が単勝40.8倍を。『W.A.R.S.』がなんと 3連単948.9倍 という超高配当馬券を的中してくれてました。何この展開。すごすぎてどうしよう。


で、その結果どなったか?というと…。

ニコちゃんAI競馬の逃げ切り優勝!!!

というわけで、それでも一気に逆転!とまでは惜しくも届かず。序盤からガンガン高配当的中を繰り返していた『ニコちゃんAI競馬』による逃げ切り勝利となりました w


見事優勝を逃げ切りでゲットした『ニコちゃんAI競馬』チームの小学生プログラマー ニコちゃん。なんと今大会中に三角関数を覚え、レースシミュレーターやアルゴリズム開発を担当したそう。今回の電脳賞優勝賞金でプログラミングの専門教室に通うんだとかなんだとか。

いやはや、最初っから最後までおおさわぎな大会でした。

最終最後でまさかの最下位からの大逆転が?!という謎の盛り上がり含め、『プログラミング競技会』なんて地味なものをここまでエンターテイメントにしてしまうドワンゴすごいなーとも感じてました。多分狙ってないとは思いますが。

ともあれ第二回電脳賞(春)最終戦終了!次回は…あるのかしら?

最終最後にドワンゴから「電脳賞は新たな展開もあるよ」なんてうっすら予告も入りましたが、今回勝ったチームも負けたチームも揃って「次回は勝ってやるさ!」といった調子で非常にテンション高く終わった『電脳賞(春)』。

さて、次は電脳賞(秋) でしょうか? 電脳賞ダービーでしょうか?

気になるチームの再参戦や新たなチームの参戦、コーエーテクモゲームスの逆襲。そしてなんだか「やってみたい」的なことを口走っていたコメンテーターの池澤あやかさん。

あるのかどうかすら分からないながら、電脳賞の『次』に思いを馳せ、デジマラボとしても続報を待ってみたいと思います。

ひとまず皆様お疲れ様でした!ではまたーーーー。

デジマラボ 編集部 by
BITAデジマラボ編集部です。最新Tech界隈の「なんかすごいね」を、『現場の提案』にするための情報をけっこうがんばってお送りします。