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これからの成長率はどのくらい?チャットボットの市場規模を調べてみた

「チャットボットって流行ってるのはわかるんだけど、実際どんだけの額がチャットボット市場で動いているの?」と気になっている方は多いかもしれません。

てことで、今回はそのチャットボットの市場規模に迫ってみようかと。
PR newswireが調査会社ReportsnReports社の市場調査を元に発信していたので、そこのデータを紹介しつつ、解説します。

参考文献: Chatbots Market Growing at a CAGR of 35.2% During 2016 to 2021 – ReportsnReports

2016年の市場規模は7億ドル超え!5年後はどうなるの?

ReportsnReports社の調査によると、2016年のチャットボットの世界全体の市場規模は7億ドル超だったようです。

驚きは今後の成長率。2016年から2021年にかけて、市場規模は2016年の4倍を大きく超える31.7億ドルまで膨らんでいくと予想されています。

年平均成長率で見ると、35.2%……!

日本ではごく一部での盛り上がりのようですが、世界規模で見るとここまで盛り上がっているんですね!

この急成長の波は、いったいどこからきているのでしょうか?

なんでこんなに成長しているの? ニーズはどこだ!

業界別のデータを見ていきます。

主な需要は

  • eコマース
  • ヘルスケア

の主に2分野から来ているようです。それぞれ説明します。

チャットボットをeコマースのプラットホームに

eコマース分野では、チャットボットとの会話から消費活動に直接繋いでいくシステムへの需要が高まっています。

チャットボットを顧客獲得、売上向上の手段としている例は日本ではまだまだこれからという印象ですが、世界規模では着実に増えているんですね。

海外の事例をみているかぎり、eコマース分野ではジャンル問わずチャットボットが普及していきそう。ホテル予約や、イベントのチケット購入などにもすでにチャットボットが使われている事例が続々と。

チャットボットってまだまだ可能性にあふれているわけですし、こんなことできるかな? って探していくの大事ですよね。実際、大抵のアイデアは実現できますし。

患者と医師のつなぎ役

ヘルスケアの分野では、モバイルデバイスの普及とともに広まった患者自身が医療へ関わることへの要求の高まりからチャットボットが使用されるようになっています。

チャットボットを通して患者に診察のリマインダーや、薬の服用時間のお知らせを送ることでより高い医療効果が期待できますし、もちろん医師も患者が他の治療のために服用している薬を把握したり、患者の診察後の経過を見ることができればより適切な治療につながります。

病院行っただけでミッションコンプリートってなったり、症状が良くなったら薬飲むのめんどくさがったりして結局一週間たってもまだ体調わるいなんてことザラにありますよね。
そういうとき、チャットボットが念押ししてくれる……なんていう未来も遠くないのではないでしょうか。

ちなみにAIとの重ね技がトレンド

まだまだビジネスユースでは、ルールベースのものが多いのかと思いきや、ほとんどはAI搭載型チャットボットなんだそう。メッセージアプリで使えるカスタマーサービス専用ボットにコールセンター、広範囲に活用されているので急成長も納得です。

市場規模はどこまで大きくなる?

今回チャットボットの市場規模と、導入が進んでいる分野を紹介してきましたが、いまチャットボットを導入している企業は言わば第一陣なわけで、まだ導入には早いと考えている方のほうが大半です。

まだまだ事例が少なく、ROIが読めないというところも踏み込めない理由だとは思います。

ですが、ただいまのところ出ている事例から見るに導入効果は上々。今回紹介したレポートの内容のようにどんどん導入企業が増えていくことは自明だと思います。
一過性のブームではなく、チャットボットがあって当然……という生活になるといろいろと変わっていきそう。これから楽しみですね。

小出 拓也 by
イギリスでの大学生活を経て、日本へ。最新テクノロジーを取り入れた生活にとにかくはまっている。日本語でも英語でも滑舌はよくないが、気合いで乗りきるタイプ。