発想と実装の 間 をつなぐメディア

ペットAIとチャットで遊ぶ?デジマラボ、ハウスコム共同開発の『AI PET(アイペット)』がついにβリリース

リリースノート


以前「開発スタート!」ということでデジマラボでもリリースを打っていたハウスコムAI PET(アイペット)が、ついにβ公開。とりあえずいじれる状態になりました。

そもそも不動産サービスのハウスコムがなんでAIを?でペットって何事?という話なんですが、そこに仕込んだ狙いや仕組みについて改めて以下で解説してみたいと思います。

ペットAIと会話てつまりどういう事?何ができるどんなサービスなのか

簡単に言ってしまえば、以下のような感じです。

  • アカウントを作ってペットを登録
  • 年齢や性格、性別、種別などを登録すると会話可能なbotが生成
  • 自分のペットとしてチャットでおしゃべりできる
  • 普通にチャットツールとしても利用可能なので飼い主同士の交流も可能
  • 他人のペットとも会話することができたりする
  • 中身はディープラーニングによる文章生成エンジンで性格や趣味嗜好の継続学習をしていく

うん。ちょっと簡単に言い切りすぎた感じはありますが、概ねそんな感じです。

まだまだβ版ということもあり、ネイティブではなくHTMLハイブリッド方式で若干動きがもっさりしてたり、会話の深度もそこまで深くなってなかったり…など、課題点はあります。

が、そのへんは今まさにバリバリ開発中なのでそこは『お楽しみに』というところで。

具体的な処理について。構造解説と学習の仕組み解説

前回のリリースで公開したとおり、今回のプロジェクトパートナーはあの『中部経済新聞 AI記者』を公開したデータセクションの皆様。

なので、当然内部構造としてもその仕組を一部応用しており、ざっくり以下のような設計となっています。

  • 発話分類と固定スクリプトによるレス選択型とディープラーニングベースでの感情値分析とレスポンス文自動生成型のハイブリッドを採用
  • ユーザー入力文章を解析、その文章の方向性と感情を類推・判定
  • シナリオで返せればそこに準拠し、そうではない場合にディープラーニングエンジンによる文章生成を行いレスポンス
  • botはユーザーとの会話を短期記憶と長期記憶に分類し覚えていくため、徐々に嗜好や傾向などを学習していく

とまぁそんな感じ。

ちなみに単語からの文章生成部分には データセクションの『AI記者』エンジン も利用。

出力された文章を、さらに性格設定や年齢設定、種別設定などで決められた値に変化させレスポンス文としているようなイメージですね。

今後の展開はどうなっていく?

今回のリリースはまだβ版。

とはいえユーザー数はそこそこ(約1000人程度)で運用しており、既に10万前後の対話が人間とペットAI仮想人格の間でやりとりされています。

で、これはつまり…

従来の自然言語解析+固定スクリプト対話型のチャットbotから、より自然な仮想人格との対話を実現しようと発足した本プロジェクトにおける最初のマイルストーン…というわけです。

ユーザーが進んでエンゲージメントを取り続けることが可能なカンバセーションAIをつくり、これを組み込んだ実際のサービス開発を行っていこう!というプロジェクトの最初の一歩。

まだまだゴールはそこそこ遠い感じですが、いつの日か『共通の思い出』を語り合える本当のパートナーとして成長させていきたいですね。

ではまたー。

デジマラボ 編集部 by
BITAデジマラボ編集部です。最新Tech界隈の「なんかすごいね」を、『現場の提案』にするための情報をけっこうがんばってお送りします。