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ちゃんと追い付けてる?Google Home, Amazon EchoなどAIアシスタント2017年展望まとめ

こんにちは、ひろきです。

これまでデジマラボでもいろいろなAIアシスタントについて記事を書いてきましたが、いよいよ本格的に海外市場が盛り上がってきているようです。

Google HomeやAmazon Echo、Cortnaなど、「音声認識技術」の発達によってAIアシスタントができることも多くなっており、今後が非常に楽しみな最新技術のうちのひとつ。

今回は音声分析専門の米スタートアップVoiceLabsより発表された、2017 Voice Reportに関する記事がありましたのでご紹介します。今後のAIアシスタント業界(?)の展望のまとめになっています。

今年だけでデバイスの売り上げは、過去2年の売り上げ合算値の4倍以上に

VoiceLabsによると、昨年、一昨年を合わせると約650万台のアシスタントデバイスが販売されたそうです。一方で今年の売り上げ予想はなんと約2,450万台。2014年から見ると累計約3,300万台との予想です。

今年の予想がすごいことになっていますが、それだけ新規・従来合わせて様々なデバイスにAIが搭載されようとしている、ということでもありますね。

いよいよ「日常生活においてAIの利用は普通。もしくは不可欠」という時代がくるのかもしれません。

今年はAIアシスタントを取り巻く「経済エコシステム」の超重要期間?

調査によると、ひとつAIアシスタントデバイスを持っていれば、他のアシスタントデバイスを買わない、と回答した人が多いそう。2016年12月のAmazon EchoとGoogle Homeデバイスに関する調査では、たった11%がGoogle Homeを買ったうえでAmazon Echoを購入希望(その反対も含め)しているそうです。

つまり、今後の傾向として市場を占める『勝ちプラットフォーム』が出てくるはず。

ユーザーは最初に買ったデバイスに関連するデバイスなど(例えばAmazon EchoならEcho Dotという感じで)の購入をする可能性が非常に高く、それ以降は他社AIを導入検討することはほとんどないそう。

それに応じて他社が市場に新規参入し、成果を出すことは難しいかもしれない、という見解ですね。

新AIやデバイスを発表するならば今!ということでもあるので、やっぱり夏ごろまではホットトピックとなるかもしれませんね。

プッシュ通知、ソーシャルコネクションが業界を盛り上げるキモ

調査によると45%の人は「AIアシスタント搭載スマートスピーカー」をほとんど音楽やオーディオブックの再生のためだけに使っている、という結果が出ているそうです。なんだかもったいない…

AIアシスタントがもう少し業界的に盛り上がるためには、キラーアプリが不可欠ですが、そのためにはデベロッパーが「パーソナル・ソーシャルネットワークにコネクトするためのプッシュ通知」の実装の開発をする必要があると予想しています。

なんだそれ?という感じですが、例えば、「15人のフレンドがトーク中です、参加しますか?」だったり、「20人のフレンドがアプリを使っています、インストールしますか?」という感じの通知のことをここでは言っているみたいです。

たしかにこういった通知であれば、ユーザーにとって価値がある情報になりそう。

といっても、それにすら慣れてしまうと、結局うざく感じてしまいそうですけど。

新機能の実装バトルが起こるかも

AIアシスタントができることのバリエーションはなかなか豊富です。

音楽など自動再生もそうですが、例えば速報ニュースのブリーフィングができたり、照明の調節、家電の操作といったIoTデバイスの制御なども可能。ただこれはどのデバイスも機能としてもっているもので、オリジナリティに欠けます。

これからは「差別化」を図った機能たちの追加がとても重要になります。

特に注目されているのが、Amazon Fire TVやApple TV、Chromecastといったまさに今人気の高いデバイスとのコネクション。今後の一番の争点にもなりそうです。

たしかに画面を介した個人対個人のコミュニケーションを可能にする機能は現在のAIアシスタントにはないですもんね。

もし実装されるのであれば、従来のハードやツールを使用した場合とは比べ物にならないくらい、手間のかからないコミュニケーションが可能になるのかもしれません。

Samsung, Apple, Microsoftも新スマートスピーカーのリリースか

もうすでに販売されているAmazon EchoやGoogle Homeの他に、Appleが対抗するデバイスを出すことが分かっています。また、Cortanaも近いうちにいろいろなデバイス上での使用が可能になります。

VoiceLabsによると、2017年にはSamsungAppleMicrosoftあたりからAIアシスタント搭載の新デバイス、おそらく新型スマートスピーカーの形で出現するだろう、と予測しています。

スピーカー以外の機器への搭載例もでてくるでしょうね。特に車に搭載なんてされたら、アツいですねー。

残念なことに音声認識AIアシスタントデバイスは日本では電波法違反などの理由で販売はされておらず、海外と比べるとだいぶ遅れていますが、今後業界の大きな動きは見逃せません。

早く日本でも使えるようにならないだろうか…。ほんと海外に取り残されそう。

デバイスへの音声コミュニケーションはこれから当たり前に

最近では“voice”という単語が「音声」や「声」だけでなく、「コミュニケーション」だったり、「音声認識」という意味合いをもって海外メディアに出てくるようになってきています。

「機械に向かって話しかける」というSF世界的な動作が、日常生活において欠かせなくなるのもそう遠い未来ではないかもしれませんね。

今の中学生、小学生が大人になったとき。どんな感じでデバイスとコミュニケーションをとって、どんな生活を送っているのか。

イメージができない分、少し怖くもありますが、なんだかワクワクもします。

ではまた。

野邊 大樹 by
日本生まれのカンボジア&エチオピア育ち、もちろん英語はビジネスレベルでペラッペラという謎に満ちた人。途中で文転した元ゴリッゴリの理系脳という、このメディアのために産まれてきたかのような男。