【絵心無いと思っている人へ】「っぽい」絵を書いて人生を楽しくするラクガキテクニックを聞いてきました!

ども、ゆうせいです。先日、「ハッピーラクガキライフ ファーストステップ講座」という、絵を描くのが楽しくなるイベントに参加してきました。そこで今回は、そのレポートと感想を書きたいと思います。

人生を楽しくしてくれるのはラクガキ?

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絵の描き方を教えてくださるのは、「ラクガキノート術」の著者であるタムカイ(タムラカイ)さん。タムカイさんは、「タムカイズム」というブログを運営していることでも有名です。

タムカイさん曰く、「ラクガキは人生を楽しくしてくれる」とのこと。確かに絵が描けたら色々捗りそうですよね。ブログの挿絵を描いたり、またはLINEスタンプを作って一獲千金も夢ではないかも。

というわけで、どうしたら絵が描けるようになるのかガッツリ教えてもらいました。

イラストとラクガキの違いを知る

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イラストとラクガキの違いはわかりますか?

タムカイさんによると、

  • イラストとは
  • 情報を伝える必要がある。対相手のための絵。

  • ラクガキとは
  • 自分が描いていて楽しいもの。対自分のための絵。

とのことです。

イラストは、その絵で情報を伝えなくてはならない。なにかを説明できなければならない。対してラクガキは、自分が楽しく描ければいい。万人に理解してもらう必要はないということ。

もっと言えば、「本物そっくり」に描く必要なんて無いということです。

「っぽい」絵を描ければいい!

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上手い絵ってなんでしょうか?

それは、

本物そっくりに描ける
ものすごく細かい描写

ということでしょうか?

全然違いました。

考えてみたら分かるんですけど、自分の好きなマンガやアニメの絵って、別に本物そっくりじゃありませんでした。それでも上手いってことは分かります。(※そもそもマンガやアニメの本物ってなんだよってツッコミは飲み込んでください)

なので、まず絵を楽しんで描きたいなら「っぽい」絵、つまりラクガキでいいってこと。デッサンとかそんなのどうでもいいんです。気楽に描いたらいいじゃん。そういうことです。

じゃあその気楽に描く方法を教えてくださいよ!ってなるわけですが、全部教えてくれました。大好き。

100パターンの顔を描き分ける

まずは顔の描き方から。それも100パターン。

タムカイさんのブログでも詳しく書かれていますが、顔はパターンさえ作ればいくらでも描けるようになります。
(参考:絵心がないと悩む人でも一瞬で100の表情が描けるようになるラクガキテクニックとちょっとしたコツ

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上記は基本パターンですが、自分でアレンジしたものを足せば200でも余裕です。

いろんな顔パーツ

もっと言えば、ここには無い「鼻」を足したらさらに増えます。さらに「髪型」を足したらどうでしょうか?

髪型と鼻のパターン

なんかいくらでも描けそうです。

あれ? 顔(表情)を描くのって簡単じゃんと思えてきますよね。

男性と女性の描き分けポイント

次に、男性と女性を描き分けるポイントがこちら。

タムカイさん曰く、女性っぽく見せるには、

  1. まつげを描く
  2. チークを描く

とのこと。

実際にやってみます。

女性を描くコツ

なった。

まつげ描いて、チーク描いたらいきなり女性になった。簡単すぎてどんどん描きたくなります。

顔がなんとかなったら次はカラダ!

さて、顔の描き方は分かりました。これでいろんな場面で使えるようになるわけですが、顔が描けるようになったら次はカラダも描きたいと思っちゃいますよね。

人間の欲望は底なしなわけですが、これについてもタムカイ先生が教えてくれました。

カラダは顔の下に四角を描けばいい

カラダってめっちゃむずかしいってイメージがあります。絵が苦手な人に多いのが、カラダを描いてって言うと、

ありがちな棒人間

これになります。私もこれでした。でも、これも今日で卒業です。さっき卒業したばかりですが、また卒業です。ポイントは顔の下に四角を描くってこと。

例えばこんな感じ。

カラダを描いてみる

どうですか?棒人間から飛躍的に向上したと思います。

マッチョなひとなら、四角を大きく描けばいいですし、ヤセ型や女性の場合は四角を細長く描く。顔のパターンと似ていますね。

肩と腰のラインが決まるから手足も描きやすくなる

次に手足を描いていきます。棒人間の場合、どこから腕を出すべきか、どこから足を描くべきか、このあたりがものすごく適当になります。

どっしりします。

でも、四角を描いてしまえば、肩と腰のラインが決まるので、どこから描きはじめれば良いのか明確になります。
肩から腕を伸ばす。腰から足を伸ばす。棒人間のグラグラとは大違いのバランス感ですね。

いろいろ描いてみた

さて、どうでしょうか?この記事を読む前の絵と、読んだ後に描いた絵、ものすごく違いが出たと思います。

まだ実際に描いてない人は今すぐ描いてください。描かないと本当に分かりませんよ。あとでって思って結局描かないんだから、今すぐ描いてください。

実際、何もむずかしいことはしていないんです。ちょっとしたコツがわかっただけでこの違い。そして、この違いこそが絵を描くことを楽しくしてくれる。

自分の絵なんて、他人には見せられないと思っていたけれど、見せることに抵抗を感じなくなるくらいに楽しくなります。

当然、楽しくなればまた絵を描くわけで、絵を描けば描くほど上手くなるわけです。

絵を描くのが楽しくなる!

顔の向きの描き分け

絵が上手いって、本物そっくりに描くことや、ものすごく細かい描写をすることだと思っていました。

でも、今回の講座を受けて、自分が楽しむことが1番で、そしてそれが誰かに伝わるなら、もうそれでいいじゃないか、その絵はすばらしいじゃないかって思うんです。

こうした絵を描く楽しみを知った後に、またテクニックを知ることで、さらにもっと描くのが楽しくなる。

文章でも同じで、小説家のような流麗な文章も素敵ですが、それよりも伝わる文章はいくらでもあるわけです。

「自分には絵心がないから…」

と思っている方、絵心と画力は別です。本物そっくりに描くことだけが絵ではありません。

まずは楽しんで描いてみてはいかがですか?

■ 2015/04/26開催 ハッピーラクガキライフ ファーストステップ講座
■ 2015/05/17開催 ハッピーラクガキライフ ファーストステップ講座

もっと詳しく知りたいって方は、タムカイさんの本もおすすめです。

それではまた。
ご存知、ゆうせいでした。


ラクガキノート術